おすすめの1さつ

県立図書館館館けんりつとしょかんのおすすめのほん(平成29年5月)

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おすすめの本

書名しょめい:『「たのしいムーミン一家」復刻版
著者ちょしゃ:トーベ=ヤンソン 出版社しゅっぱんしゃ:講談社
 ムーミン、スナフキン、スニフ、ヘムレンさんなどちょっと変わり者の登場人物が、仲良く暮らすムーミン一家。見た目や考え方がまるで違うのに「一家」なのは、ムーミンママが誰でも大歓迎で家族に迎えるから。
 ある日、好奇心旺盛なムーミンたちは、浜で見つけたヨットに「冒険号」と名前を付けて航海に出ます。たどり着いた離れ島では、嵐に遭ったり、ニョロニョロの大群に襲われたりひどい目に遭います。さらにスノークのお嬢さん自慢の前髪が消えてしまうという一大事に。どうする? どうなる? ムーミン一家!
 冬はすっかり雪に埋もれてしまう、遠い北国のひと夏の物語です。
 この本は、1965(昭和40)年に発売された本の復刻版で、挿絵もトーベ=ヤンソンさんが描いています。
        


おすすめの本

書名しょめい:『14番目の金魚
著者ちょしゃ:ジェニファー・L・ホルム 出版社しゅっぱんしゃ:講談社
 ジグソーパズルとメキシコ料理が好きな11歳のエリー。ある夜、突然ママが連れて帰ってきた男の子と一緒に暮らすことになってしまいました。この男の子、天才科学者で博士号を二つも持っているのだとか。エリーにはなんだか昔の人みたいに思えてなりません。
 科学に興味のなかったエリーですが、この男の子と暮らしてからは、いろいろなことを科学に置き換えて考えるようになります。難しく感じるかもしれませんが、エリーにとってそれは面白く、また皆さんにとっても科学はとても身近にあるのだということが分かると思います。ですが、科学は時に世界を滅ぼすような恐ろしさを持っていることにも気付くでしょう。
 それでは、ページをめくって想像力と多様性にあふれた物語の世界へ飛び込んでください!
 そして、ぜひ作者と訳者の後書きまで読んでみてください。                    


おすすめの本

書名しょめい:『地震のひみつ
監修かんしゅう:翠川三郎、瀧本浩一 
まんが:吉川 豊
出版社しゅっぱんしゃ:学研教育出版
 地震って、どうして起きるか分かりますか。
目で直接見ることができないので、分かりづらいと思いますが、この本を読んだら少し想像することができます。 
 地球の内側って、マントルと呼ばれる高温でどろっとした岩石の上に、板状の地面が浮いている状態なんですね。そんなことを地球の上で生活していても感じることはできないでしょうね。その板状の地面が、おしくらまんじゅうをしていて、地面の一部が耐え切れなくなったところで地震が起きるって考えてみれば分かりやすいかな。
 この本は、そんな地球のことやなぜ地震が起きるかなどをマンガで分かりやすく紹介しています。
不思議だと思える科学の世界が意外と身近なものに感じられると思いますよ。
 ぜひ君たちが暮らしている地球の内側がどうなっているのか、少しのぞいてみてくださいね。
 


おすすめの本

書名しょめい:『時間割のむこうがわ
著者ちょしゃ:小浜ユリ 出版社しゅっぱんしゃ:ポプラ社
 皆さんには誰にも言えない悩みはありますか? 
家族や友達にも言えずに、ひとりでモヤモヤしたことはありませんか? 
 誰にでも悩みはあるもの。それは大人も子どもも同じです。この本に出てくる子どもたちも、それぞれ不思議な悩みを抱えています。
 あることがきっかけでいじめられるようになった夏美。夢で仕返しをすると、それが現実になって……。
浩人の前に現れたのは、死んだ友達の幽霊。なぜ僕に向かって手招きしているんだろう?
 関西弁を笑われてから、学校では口をきかなくなってしまった真由の話し相手は公園のネコ。
 そんな五つの不思議な話が少しずつ繋がって、ひとつの物語になっています。子どもたちが悩みを克服していく姿は、大人が読んでも共感できます。自分と向き合う勇気を持てばきっと前に進むことができる、そう思える一冊です。