おすすめの1さつ

県立図書館館館けんりつとしょかんのおすすめのほん(平成29年8月)

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おすすめの本

書名しょめい:『ケンガイにっ!
著者ちょしゃ:髙森美由紀 出版社しゅっぱんしゃ:フレーベル館
 皆さん楽しい夏休みを過ごしていますか?読んだら、残りの夏休みをもっと楽しく過ごそう、心もぐんと成長できる夏休みにしようと思える一冊を紹介します。 
 小学5年生の俊はゲーム中毒で、昼夜逆転の生活を送っています。このままではいけないと、両親は夏休みに俊を田舎のおばあちゃんの家に預けます。
 おばあちゃんの家に着いた俊は、早速ゲームをしようとしますが、スマートフォンはなんと圏外!はじめはゲームができないことにいらだってばかりの俊でした。しかし、近所の双子の同級生と仲良くなり、一緒に漆塗りの自由研究をしたり、おばあちゃん手作りの体にいい料理を食べたり、「ケンガイ」の生活で、健康的な自分を取り戻し始めます。
 弟の死や家族との関わり、ゲーム中毒の自分……抱えている悩みと向き合って大きく成長した俊の夏休みを、皆さんも読書を通して味わってみてください。            


おすすめの本

書名しょめい:『さかなくんの一魚一会
著者ちょしゃ:さかなクン 出版社しゅっぱんしゃ:講談社
 今ではとっても有名な“さかなクン”。魚の形の帽子をかぶっていて、テンションがあがるとピョーンと飛び跳ねるあの楽しい彼です。
 彼がテレビに出演し始めた頃をなんとなく覚えています。当時は学ランを着た学生さんでした。驚きましたよ。魚に関する知識がとにかく豊富で、大人顔負けでしたから。
 この本の中で、彼は自分のことを「一度好きになったら止まらない、最後までやりきらないと気が済まない性格」と語っています。その持ち前の性格で、中学生の時には何とカブトガニの人工ふ化に成功。新聞に取り上げられたそうです。当時からニックネームが「さかなクン」や「魚博士」だったというのは納得です。
 けれども、大好きな魚について学ぶ大学に進みたい!仕事にしたい!という夢をすべて順風満帆(じゅんぷうまんぱん)にかなえられたわけではありません。悩んだ時期だってありました。
 さかなクンの「まいにち夢中な人生」をギョ覧になってはいかがでしょうか。
               


おすすめの本

書名しょめい:『言葉屋』
著者ちょしゃ:久米絵美里 出版社しゅっぱんしゃ:朝日学生新聞社
 古都村詠子は、本を読んだり窓の外を眺めたりすることが好きな、小学5年生の女の子。そんな詠子のおばあちゃんは、「言葉屋」という仕事をしています。言葉屋では、言いたくてもなかなか言えない言葉を「言う勇気」と、どんなに言いたくても言ってはいけない言葉を「言わない勇気」を扱っていて、言葉によるトラブルを解決する手助けをしています。
 言葉屋の仕事に興味を持ち、おばあちゃんに弟子入りすることなった詠子は、立派な言葉屋になることを誓い、修行に打ち込みはじめるのですが……。
 世界にはたくさんの言葉があふれています。言葉は、コミュニケーションを取る上で欠かせないものですが、使い方を間違えると相手を傷つけてしまうこともあります。皆さんは、相手のことを考えながら言葉を使っていますか?この本を読んで、言葉の大切さについて考えてみませんか。
               


おすすめの本

書名しょめい:『大きなたまご』
著者ちょしゃ:オリバー・バターワース 出版社しゅっぱんしゃ:岩波少年文庫
 みなさん!もしあなたの飼っているめんどりが恐竜のたまごを産んだら、それも〝トリケラトプス〟を。「そんなことありえない!」と思うでしょう?でも、この本を読むうちに、「もしかしたら……」と思えてきますよ。
 ニューハンプシャー州のフリーダムに暮らすネイトは10歳の男の子。ある日、飼っていためんどりが巨大なたまごを産み大騒動が巻き起こります。たまごが大きすぎて温めることのできないめんどりと一緒に世話をするネイト。新聞記者のお父さんのアドバイスでネイトは日記をつけ記録していくことにしました。それがこのおはなしです。
 たまごがなかなかかえらずあきらめかけたことや、恐竜が生まれたことで起こるたくさんの問題。ずっとはらはらドキドキの連続で、まるで読んでるあなたもそこにいるような気持ちになります。
 成長した恐竜(名前はアンクル・ビーズレーです)はどうなったか?
 さあ、あなたが読んで確認してみてください。