書名しょめい：『ワンダー』
作者さくしゃ：Ｒ．Ｊ．パラシオ　出版社しゅっぱんしゃ：ほるぷ出版
　自分の心が感じるままに行動することが、どんなに勇気がいることか感じたことがありますか？
　顔に障害があるオーガストは、１０歳にして初めて学校に通うようになります。彼は人から自分がどう見られているのか自覚しているとても賢い男の子です。オーガストから影響を受ける周囲の人々と、その人たちとの交流を通して成長していく彼…。
　周りの人からどう見られるかが気になって、なかなか自分の本当の気持ちにしたがって行動できない時があるかもしれません。それでも勇気を出して行動すると、自分も幸せ、周りも幸せにすることができると感じさせてくれる本です。オーガストや同級生のサマー、ジャックたちから行動する勇気をもらえる一冊です。

書名しょめい：『なりきり！YｏｕＴｕｂｅｒ実験小学生』
編集へんしゅう：学研プラス　出版社しゅっぱんしゃ：学研プラス
　「将来なりたい職業は何ですか？」という質問に対して、「YｏｕＴｕｂｅｒ（ユーチューバー）！」
と答える人が増えてきているようですね。動画共有サイト「ユーチューブ」に自分が撮影した動画を配信する人のことです。最初耳にしたときは、新たな職業の選択肢ができたものだと驚きました。
　「将来ユーチューバーになる」と言っている人があなたのクラスメイトにもいませんか？　もしかして、あなた自身もそうだったりして？
　職業として決める前に、まずは腕ならしをしてみましょうか。何の動画を配信するか、ネタがないことには始まりませんからね。
　ほら、ここにぴったりの本がありますよ。
　この本では、たくさんの科学実験が紹介されています。簡単なものから、あっと驚くものまで、試したいものに出合えると思います。動画の編集方法の説明もあるので、第一歩をふみ出したいあなた、ぜひどうぞ。

書名しょめい：『オイレ夫人の深夜画廊』
著者ちょしゃ：斉藤　洋　出版社しゅっぱんしゃ：偕成社
　ベルリンからミュンヘンへ向かっていたフランツは、雪で列車が止まってしまい、見知らぬ街に降り立ちました。泊まったホテルで教えてもらった不思議な古書店「オイレ夫人の深夜画廊」。画廊といっても１階に古本屋、２階に画廊があり、文字通り深夜に開く古書店でした。
　フランツは、その店のガラスケースの中に、自分が子どものころに作った小さな木のライオンを見つけたのです。それは戦争に行く人にプレゼントしたもので、その人は亡くなったといいます。なぜそんなものがそこにあったのでしょうか。
　不思議な出来事、オイレ夫人やホテルの初老の男の謎めいた言葉……。そこは、探しているものが見つかる店。フランツは何を探し、そしてそれは見つかったのでしょうか。
　みなさんもこの「オイレ夫人の深夜画廊」に行けば、探している何かを見つけられるかもしれないですね。