新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日3月12日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、3月19日(火曜日)からです。

『戦いの日本史』

 本郷 和人/著、角川学芸出版/刊、請求記号:210.4 / H,84
 内容:武士の時代、そして武家政権とは何だったのか? 平清盛と源頼朝の対立から、鎌倉、南北朝、室町、戦国の世を経て、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の進めた天下統一事業まで、史実の刮目すべき新解釈を鮮やかに示す。
 著者紹介:1960年東京都生まれ。東京大学文学部・同大学院で日本中世史を学ぶ。同大学史料編纂所教授。専攻は中世政治史、古文書学。著書に「天皇はなぜ万世一系なのか」など。 

『善意で貧困はなくせるのか?』

 ディーン・カーラン ほか/著、みすず書房/刊、請求記号:333.8 / Ka,66
  内容:効き目のある開発の手法とはなんなのか。貴重な善意を最大限に活かすためにはどうしたら良いのか。行動経済学とフィールド実験を結びつけ、貧困削減の手立てを根本から変える研究成果を紹介し、具体的提案を行なう。
 著者紹介:イェール大学経済学教授。非営利組織イノベーションズ・フォー・ポバティー・アクションの創設者。

『地図をつくった男たち』

 山岡 光治/著、原書房/刊、請求記号:448.9/ Y,42
 内容:地図情報の脆弱さに直面した明治政府は、国家の急務として「地図づくり」に取り組む。維新前夜から明治時代の陸軍参謀本部陸地測量部の地図測量本格化まで、近代地図作成に心血を注いだ技術者たちの歴史を描く。
 著者紹介:1945年横須賀市生まれ。美唄工業高校卒業。元国土地理院中部地方測量部長、「オフィス地図豆」店主。著書に「地図に訊け!」「地図を楽しもう」など。

『実践的家づくり学校』

 家づくり学校講師室/著、彰国社/刊、請求記号:527/ J,54
 内容:高い志を持った住宅の設計者を育てる「家づくり学校」の講義内容をまとめたテキスト。現代の住宅設計において何を考えなければならないのか、様々なテーマを提示し、それらのテーマに取り組んだ実際の事例を紹介する。

『ピアニストのノート』

 ヴァレリー・アファナシエフ/著、講談社/刊、請求記号:760.4/A,18
 内容:音楽とはなにか? 音楽を演奏するとはどういうことか? 人間と音楽は、どのような関係を結ぶのか? クラシック界の世界的鬼才ピアニストが、音楽と音楽の演奏について縦横無尽に思考をめぐらせる。
 著者紹介:1947年モスクワ生まれ。ピアニスト。モスクワ音楽院で学ぶ。エリザベート王妃国際コンクール優勝。詩・小説など文学方面でも活動を続ける。フランス在住。著書に「音楽と文学の間」など。