新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日3月26日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、4月2日(火曜日)からです。

『司書はひそかに魔女になる』

 大島 真理/著、郵研社/刊、請求記号:010.4 / O,77
 内容:東日本大震災をくぐり抜けた“魔女”が、復興途上の東北から送るエール。「「黙過」ということ」「非常時の図書館」「アナログ新聞」など、図書館をめぐる20のエピソードを収録。13冊の本、15本の映画・ドラマも紹介。
  著者紹介:1948年宮城県生まれ。山形大学卒業。エッセイスト。元東北福祉大学准教授(図書館学)。著書に「ふるさとの臥牛に立ちて」「司書はときどき魔女になる」など。

『津波の夜に』

 大西 暢夫/著、小学館/刊、請求記号:369.3 / O,66
  内容:宮城県東松島市の被災者35人から聞き取った東日本大震災の記録。あの惨禍の渦中、人々はどのように迷い、命を?いだのかを、被災者のポートレートや現場の写真、地図を交えて伝える。
  著者紹介:1968年生まれ。写真家・映画監督の本橋成一氏に師事。98年からフリーカメラマンとなる。「ぶた にく」で、小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞大賞受賞。

『ねこと国芳』

 金子 信久/著、パイインターナショナル/刊、請求記号:721.8 / Ka,53
 内容:江戸時代の人気浮世絵師・歌川国芳のそばには、常に何匹ものねこがいた-。ねこが登場する美人画、ねこ世界の風俗画など、国芳のねこの浮世絵の数々を解説とともに収録。小説や他の動物をモチーフにした浮世絵、肉筆画も掲載。
 著者紹介:1962年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史、とくに西洋画の受容に関する研究。著書に「旅する江戸絵画」がある。

『EAT&RUN 100マイルを走る僕の旅』

 スコット・ジュレク/著、NHK出版/刊、請求記号:782.3/ J,97
 内容:彼はなぜ、完全菜食主義者にしてウルトラマラソンの王者に君臨し続けたのか? 世界中のランナーを魅了しつづけるランニング界の「生ける伝説」スコット・ジュレクが食べること、走ること、そして生きることについて綴る。
 著者紹介:世界的に著名なウルトラマラソン・ランナーであり、ヴィーガン(完全菜食主義者)であることでも知られる。

『隅っこの四季』

 出久根 達郎/著、岩波書店/刊、請求記号:914.6/ D,54
 内容:そこかしこに小さな季節は転がっている。旬の食べ物に愛用品の話、つい笑ってしまう失敗談、古本屋修業の頃の思い出、2011年の大震災後の日々…。著者のあたたかい目線に包まれた随筆集。『日経MJ』ほか掲載を書籍化。
 著者紹介:1944年茨城県生まれ。作家、古書店主。古書店「芳雅堂」を営むかたわら文筆生活に入る。「本のお口よごしですが」で講談社エッセイ賞、「佃島ふたり書房」で直木賞を受賞。