新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日7月23日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、7月30日(火曜日)からです。

『「幸せ」の経済学』

 橘木 俊詔/著、岩波書店/刊、請求記号:331 / Ta,13
 内容:「定常経済時代」における「幸せ」とは何か。古今東西の「幸せ」についての考え方を検討し、1万人を超えるアンケート調査の結果をはじめ多くの内外の統計データを基にして、経済学の立場から縦横に論じる。
  著者紹介:1943年兵庫県生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。同志社大学経済学部教授。著書に「日本の経済格差」「課題解明の経済学史」など。

『標本の本』

  村松 美賀子 ほか/著、青幻舎/刊、請求記号:460.7 / H,99
 内容:約260万点の学術標本や教育資料がそろう京都大学総合博物館。膨大なコレクションの中から、動物、植物、化石、鉱物などの自然史に関わる標本を紹介する。アカネズミの捕獲から標本製作までの様子も収録。

『日本の町並み250』

 ウエスト・パブリッシング/著、山と溪谷社/刊、請求記号:521.8 / N,77
 内容:北海道・函館、群馬県・桐生、三重県・伊勢、沖縄県・竹富島…。日本各地にある重要伝統的建造物群保存地区、城下町、宿場町、商家町、門前町、港町など250カ所を紹介する。データ:2013年4月現在。

『耕せど耕せど』

 伊藤 礼/著、東海教育研究所/刊、請求記号:626.9/ I,89
 内容:自転車で東京を、日本を巡察していた伊藤礼翁は、実は農場運営者だった。クワイをはじめ、ニッポンの食料自給率に貢献する各種作物を生産し、“伊藤式農法”確立をめざす奮闘の日々を綴る。『望星』連載をもとに単行本化。

『チーズと文明』

 ポール・キンステッド/著、築地書館/刊、請求記号:648.1/ Ki,42
 内容:チーズとその作り手たちが通り抜けてきた歴史の隘路を丹念にたどり、国王や貴族、政治体制の側からしか見てこなかった西洋史を、もういちど立体的にとらえ直した西洋史解説書。
 著者紹介:ヴァーモント大学食物栄養学部教授。同大学内ヴァーモント職人作りチーズ研究所理事。乳産品化学とチーズ製造に関して論文を執筆。様々な研究会も開催。研究と教育において高い評価を受ける。