新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日8月6日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、8月13日(火曜日)からです。

『ベストセラーの世界史』

 フレデリック・ルヴィロワ/著、太田出版/刊、請求記号:023 / R,76
 内容:ベストセラーはほかの本と何が違うのか? 「ドン・キホーテ」から「ダ・ヴィンチ・コード」「ミレニアム」まで、欲望・策略・スキャンダルに満ちたベストセラーの運命とその法則を読み解く。
 著者紹介:1964年生まれ。憲法学者。パリ第五大学教授。憲法学の基本書、専門書のほか、ヨーロッパ思想史、社会通念、社会現象の歴史などを取り上げた著作を刊行。

『日本怪異妖怪大事典』

  小松 和彦/著、東京堂出版/刊、請求記号:388.1 / N,77
 内容:もののけ・化け物から現代の伝承まで、さまざまな事例を1300余の項目に網羅集成。民俗学関係雑誌や江戸時代の随筆類・各県史類に採録された資料を基に、気鋭の研究者たちが解説・紹介する。

『世界の軍用犬の物語』

 ナイジェル・オールソップ/著、エクスナレッジ/刊、請求記号:395.8 / A,41
 内容:スパイクを打った首輪を付けて敵に襲いかかった古代バビロニアの軍用犬から、ゴーグルとビデオカメラを付けてヘリコプターから降下するこんにちの軍用犬まで、前線を陰で支えた犬たちの感動の秘話を描く。
  著者紹介:オーストラリア捜索犬・軍用犬協会会員。ニュージーランド空軍警察の警察犬ハンドラー、ニュージーランドの民間の警察犬訓練主事、オークランド動物園の訓練士などを務めた。

『クレイジー・ライク・アメリカ』

 イーサン・ウォッターズ/著、紀伊國屋書店/刊、請求記号:493.7/ W,49
 内容:アメリカ版の精神疾患の概念が流入して以来、各国で発症率が急増し、民族固有の多様な症候群や治療法は姿を消しはじめた。日本、香港など4つの国を舞台に、精神疾患のグローバル化が各文化に与えた衝撃とその背景を追う。
 著者紹介:アメリカのジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』『ディスカバー』『WIRED』などに執筆。

『はじめてのルーヴル』

 中野 京子/著、集英社/刊、請求記号:706.9/ N,39
 内容:レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」、ルーベンス「マリー・ド・メディシスの生涯」、カラヴァッジョ「聖母の死」…。ルーヴル美術館の至宝の絵画を、独自の視点で読み解く。WEBサイト『レンザブロー』掲載を書籍化。
 著者紹介:作家、ドイツ文学者。早稲田大学講師。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、美術エッセイや歴史書などの執筆、講演を精力的にこなしている。著書に「残酷な王と悲しみの王妃」など。