新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日1月7日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、1月14日(火曜日)からです。

『白洲正子』

  挾本 佳代/著、平凡社/刊、請求記号:289.1/ Sh,85
 内容:能の経験、古典の素養、ものを見る確かな眼、そして現地を歩いて確かめようとする姿勢。白洲正子は日本文化の根底に、何を見つめていたのか? 白洲正子の心の軌跡を追う評伝。
 著者紹介:1964年生まれ。東京都出身。法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻後期博士課程修了。社会学博士(法政大学)。成蹊大学経済学部教授。著書に「社会システム論と自然」がある。

『天変の解読者たち』

 作花 一志/著、恒星社厚生閣/刊、請求記号:440.2/ Sa,27
 内容:卑弥呼、安倍晴明は何を目撃したのか? 日食や彗星など、かつて「天変」として恐れられていた天文現象の古記録をもとに、コンピュータで当時の天体の動きを計算、再現し、天文と歴史の意外なつながりを明かす。
 著者紹介:1943年山口県生まれ。京都大学理学研究科修了。理学博士。京都情報大学院大学教授。専攻は古天文学・統計解析学。

『日本の名機をつくったサムライたち』

 前間 孝則/著、さくら舎/刊、請求記号:538/ Ma,27
 内容:零戦、YS-11、紫電改…。航空ノンフィクションの第一人者が、堀越二郎、東條輝雄、菊原静男など、傑作機をつくった設計者らを取材。彼らの生涯と名機誕生までの経緯を克明に追う。『航空情報』連載をもとに単行本化。
 著者紹介:1946年佐賀県生まれ。法政大学中退。石川島播磨重工業退社後、日本の近・現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む。ノンフィクション作家。著書に「技術者たちの敗戦」など。

『年賀絵はがきグラフィティ』

 山田 俊幸/著、青弓社/刊、請求記号:726.5/ Y,19
 内容:明治33年に私製はがきが解禁になり、カラフルな図像を描いた年賀絵はがきが一大ブームに。その後、関東大震災と「帝都復興」を経て、戦意高揚の年賀絵はがきへと変化していく。年賀絵はがきで近代日本の美と生活意識を読む。
 著者紹介:1947年生まれ。帝塚山学院大学教授。専攻は日本近代文学、大正イマジュリィ研究。日本絵葉書会会長。著書に「アンティーク絵はがきの誘惑」など。

『クラシック名画のトリビア的楽しみ方』

 北島 明弘/著、近代映画社/刊、請求記号:778.2/ Ki,65
 内容:映画史に名を残すクラシック名画の数々を、驚きのウラ話や面白いトリビアをたっぷりと詰めこんで紹介する。映画雑誌『SCREEN』連載コラムを大幅に加筆訂正して書籍化。