新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日4月8日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、4月22日(火曜日)からです。

『荒野の古本屋』

  森岡 督行/著、晶文社/刊、請求記号:024.8/ Mo,62
 内容:およそ古書とは無縁と思える東京・茅場町に「自分の砦」を築いてみた-。オルタナティブ書店の旗手がつづる、時代に流されない「生き方」と「働き方」。趣味と実益を兼ねた仕事だからこそ味わえる、厳しくも充実の日々を描く。
 著者紹介:1974年山形県生まれ。東京・茅場町の古書店&ギャラリー「森岡書店」店主。著書に「写真集」「BOOKS ON JAPAN 1931-1972」がある。

『戦争と演説』

 ジェイコブ・F.フィールド/著、原書房/刊、請求記号:209/ F,25
 内容:アレクサンドロス大王、エリザベス一世、ルーズヴェルト…。歴史をつくった指導者たちは、戦いの岐路に、人びとに何を訴えたのか。それぞれの演説の背景とその後の歴史とともに、41人の「言葉の力」を紹介する。
 著者紹介:オックスフォード大学で歴史学を専攻後、ニューキャッスル大学で博士号を取得。歴史家、作家。ケンブリッジ大学準研究員。史跡や戦争関連に関する著作がある。
 

『新しい江戸時代が見えてくる』

 大石 学/著、吉川弘文館/刊、請求記号:210.5/ O,33
 内容:戦国の争乱を克服し、列島規模で平和を実現した江戸時代。幕府と藩の強固な統治・行政システム、社会・経済の発展、教育・文化の普及…。江戸時代265年の歴史を、「平和」と「文明化」をキーワードに今日的視点から見直す。
 著者紹介:1953年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。東京学芸大学教授。著書に「享保改革の地域政策」「時代劇の見方・楽しみ方」など。 

『寄り添う力』

 石井 淳蔵/著、碩学舎/刊、請求記号:675 /I,75
 内容:相手に共感し、経験をともにする現場でビジネスの知は生まれる。患者と喜怒哀楽を共にする製薬会社、片方でもシューズをカスタマイズして販売する会社など、実践を重視するプラグマティズムのマーケティングを説く。
 著者紹介:神戸大学大学院経営学研究科修了。同志社大学商学部教授などを経て、流通科学大学学長。著書に「営業をマネジメントする」「マーケティング思考の可能性」など。

『浮世絵に見る江戸の食卓』

 林 綾野/著、美術出版社/刊、請求記号:721.8/ H,48
 内容:食に関連する浮世絵を集め、当時の食事情を紐解き、浮世絵鑑賞を手引きする。さらに、浮世絵と対応する江戸の料理を、当時の文献を手がかりに再現する。白玉、天麩羅、深川丼のレシピ付き。
 著者紹介:キュレーター、アートライター。美術館での展覧会企画、美術書の企画・執筆を手がける。著書に「画家の食卓」「フェルメールの食卓」など。