新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日5月6日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、5月13日(火曜日)からです。

『哲学とナショナリズム』

  中田 光雄/著、水声社/刊、請求記号:134.9/ N,43
 内容:ハイデガー哲学は、<現実>といかに切り結んだのか? ナショナリズムの理念と存在概念の再検討を通して、ハイデガー/ナチズム問題を刷新する。
 著者紹介:1939年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。パリ大学大学院哲学科博士課程修了。筑波大学名誉教授。仏国学術勲章。著書に「現代を哲学する」など。

『真実を見抜く分析力』

 トーマス・H.ダベンポート ほか/著、日経BP社/刊、請求記号:336.1/ D,46
 内容:インターネットと技術の発展により、「何でもデータが取れる」今、一般ビジネスパーソンも仕事でデータ分析を使わない手はない。分析手法や分析結果について、専門家と議論できるようになるためのコツを解説する。
 著者紹介:米バブソン大学のIT・経営学の教授。マサチューセッツ工科大学のデジタル・ビジネス研究センターのリサーチ・フェロー。
 

『「つながり格差」が学力格差を生む』

 志水 宏吉/著、亜紀書房/刊、請求記号:371.3/ Sh,49
 内容:学力格差は貧富の格差ではなく、家庭、地域、学校での、子どもたちの「つながり」格差だった! 「つながり」という視点から、学力格差の原因を導き出し、これからの日本の教育の進路に欠かせない論点を提示する。
  著者紹介:1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は学校臨床学、教育社会学。著書に「学校にできること」など。

『浦島太郎の知られざる顔』

 桐山 士朗/著、ミネルヴァ書房/刊、請求記号:388/ Ki,54
 内容:昔話でおなじみの浦島太郎。彼は実在の人物だったのか? はたまた何者なのか? 古事記、日本書紀をはじめとした史料を読み解き、また浦島伝説のルーツを丹念にたどることで浦島太郎とその一族の真相に迫る。
 著者紹介:1944年岐阜県生まれ。法政大学社会学部卒業。NPO法人歯科医療情報推進機構理事。

『『枕草子』の歴史学』

 五味 文彦/著、朝日新聞出版/刊、請求記号:914.3/ G,62
 内容:時代の制約を受けず、自然の背景に人間を見、人間の営みから自然を感じていた清少納言。「春は曙」はどういう情景を描いたものか? 道長との関係は? 「枕草子」を歴史学の手法で読み解く。
 著者紹介:1946年山梨県生まれ。東京大学文学部卒。文学博士。専攻は日本中世史。放送大学教授。東京大学名誉教授。著書に「書物の中世史」「西行と清盛」など。