新着図書からおすすめの5冊

 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日11月4日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、11月18日(火曜日)からです。


『わたしがつくる物語』

 桐光学園中学校・高等学校/編、水曜社/刊、請求記号:041/ W47
 内容:哲学とのつきあい方、日本人であること、学び続ける原動力…。幅広いジャンルにわたる一流教授陣が、中高生の好奇心を刺激した「大学訪問授業」の記録。2013年度「桐光学園特別授業」全20回と講演レポートを収録。

『日中比較神話学』

  王 小林/著、汲古書院/刊、請求記号:164.1/ O,11
 内容:上代から近代までの日中文学の中から、「桃と祭礼-記紀黄泉国伝承をめぐって」など4つのテーマを選び、それぞれ記紀神話、陶淵明、夏目漱石、魯迅を対象として、文献学と比較神話学の角度から考察する。
 著者紹介:1963年中国生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(文学)。香港城市大学人文・社会科学部准教授。著書に「日本古代文献の漢籍受容に関する研究」など。

『南回りのシルクロード』

  張 允植/著、雄山閣/刊、請求記号:290.9/ C,33
 内容:延べ200日の船旅で世界を巡る。長い時間を掛けての旅は、訪れるその所々について考える時間があるものだ-。観光地を訪れた光景、街を行き交う人々、現地のニュースなどを見て、考えたことを綴る。
 

『老舗の伝統と<近代> 家業経営のエスノグラフィー』

 塚原 伸治/著、吉川弘文館/刊、請求記号:672.1/ Ts,53
 内容:「伝統」と切り離せない老舗の経営。その価値を負うことは、束縛も引き受けることを意味する。佐原・近江八幡・柳川での現地調査を素材に、老舗の人びとの視点から経営実践を追究し、老舗の伝統をめぐる現在に迫る。 
 著者紹介:著者紹介:1984年千葉県生まれ。筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科歴史・人類学専攻退学。博士(文学)。東京大学東洋文化研究所特任研究員。共著に「「二〇世紀民俗学」を乗り越える」など。

『ビリービンとロシア絵本の黄金時代』

 田中 友子/著、東京美術/刊、請求記号:726.6/ Ta,84
 内容:19世紀末から20世紀初頭にかけて、ロシア絵本の黄金時代が幕を開けた。なかでも最も輝いていたビリービンによる昔話絵本の挿絵や原画を紹介。彼の絵本以外の仕事や、彼と同時代の絵本画家たちの作品も収録する。
 著者紹介:著者紹介:京都府生まれ。京都芸術短期大学卒業後、モスクワ国立映画大学を卒業。ロシア児童文学・文化研究誌『カスチョール』の編集に携わるかたわら、ロシアの絵本文化を紹介。