新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日3月24日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、3月31日(火曜日)からです。

『子どもと本』

 松岡 享子/著、岩波書店/刊、請求記号:019.5/ Ma,86
 内容:財団法人東京子ども図書館を設立、以後理事長として活躍する一方で、児童文学の翻訳、創作、研究をつづける第一人者である著者が、本のたのしみを分かち合うための神髄を綴る。ブックリストなども収録。
  著者紹介:1935年神戸市生まれ。ウエスタン・ミシガン大学大学院で児童図書館学を専攻。図書館勤務を経て、自宅で家庭文庫を開き、児童文学の翻訳、創作、研究を続ける。東京子ども図書館理事長。




『平城京の住宅事情』

  近江 俊秀/著、吉川弘文館/刊、請求記号:210.35/ O,62
 内容:平城京にはどんな人がどこに住んでいたのか。長屋王邸などの発掘成果を駆使し、宅地の規模や構造から相続問題まで住宅事情に迫る。身分が高いほど一等地を与えられたとされる通説を見直し、当時の社会構造にまで言及する。
 著者紹介:1966年宮城県生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。文化庁文化財部記念物課埋蔵文化財部に勤務。著書に「道が語る日本古代史」「日本の古代道路」「古代都城の造営と都市計画」など。




『閉め出さない学校』

 鈴木 文治/著、日本評論社/刊、請求記号:378/ Su,96
 内容:特別支援学校における芸術コースの教育的成果、養護学校新設の際の地域の反対運動…。長年、障害児教育の教師として生きてきた著者が見聞きしたことや実践したことを、「インクルージョン」の視点からまとめる。
  著者紹介:1948年長野県生まれ。中央大学法学部法律学科、立教大学文学部キリスト教学科卒業。田園調布学園大学教授、日本基督教団桜本教会伝道師。著書に「学校は変わる」など。



 

『臨床医が語る認知症と生きるということ』

 岩田 誠/著、日本評論社/刊、請求記号:493.7/ I,97
 内容:根治が極めてむずかしい認知症。認知症の基礎から、診断のつけ方、困りごとと受けとめ方、認知症になりにくい生き方、なってしまった人が心穏やかに過ごす方法まで、日本を代表する神経内科医がわかりやすく解説する。
 著者紹介:1942年東京生まれ。東京大学医学部卒業。東京女子医科大学名誉教授。メディカルクリニック柿の木坂院長。著書に「臨床医が語る認知症の脳科学」など。




『日本の“ものづくり”に求められる“ひとづくり”』

 山根 八洲男/著、日刊工業新聞社/刊、請求記号:507.7/ Y,36
 内容:技術者に要求される素養・能力、技術者を育てるための方法など、「一人前の技術者になるため」あるいは「一人前の技術者を育てるため」に必要な項目を解説する。「技術系の人材育成」についてのシリーズ講演等を書籍化。
 著者紹介:1948年生まれ。広島大学大学院工学研究科修士課程修了。同大学院博士課程入学、工学博士。ベンチャービジネスラボラトリー施設長などを経て、広島大学工学研究院特任教授。専門は切削加工。