新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日11月3日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、11月17日(火曜日)からです。


『地域を支える人々の学習支援』

 日本社会教育学会/著、東洋館出版社/刊、請求記号:379.1/ C,43
 内容:社会教育主事をはじめとする社会教育関連職員の養成と研修について、先進事例の検証を通して、現状及び課題、今後の方向を明らかにする。基礎自治体や都道府県における職員の力量形成、大学・海外での研修などを取り上げる。



『世界地図が語る12の歴史物語』

 ジェリー・ブロトンほか/著、バジリコ/刊、請求記号:448.9 /B,76
 内容:権力、偏見、信仰、欲望、科学、情報。プトレマイオスの「地理学」からヨアン・ブラウの「大地図帳」、グーグルアースまで、12点の世界地図を媒介にして文明史の実相を読み解く。カラー図版多数収録。 
 著者紹介:ロンドン大学クイーン・メアリー校教授。専門はルネサンス研究で、地図の歴史とルネサンス期の地図製作学の第一人者。



『琵琶湖は呼吸する』

 熊谷 道夫ほか/著、海鳴社/刊、請求記号:452.9 /B,48
 内容:日本最古の湖・琵琶湖はどのようにしてできたのか。いま、琵琶湖に起きている異変とは何か。珍しい写真や湖底探査の最新データも合わせて、科学者たちが報告する。『滋賀民報』連載をもとに書籍化。
  著者紹介:1951年生まれ。立命館大学教授、海上技術安全研究所特別研究員。


 

『生物多様性のブランド化戦略』

 矢部 光保ほか/著、筑波書房/刊、請求記号:611.1/ Y,11
 内容:コウノトリ保全に取組む兵庫県豊岡市では、その取組を通じた農産物の高付加価値化も行われている。「コウノトリ育むお米」を調査し、生物多様性保全に関する属性が農産物の高付加価値に結びついているかを定量的に明らかする。 
 著者紹介:九州大学大学院農学研究院教授。生物多様性、バイオマス、アメニティの経済評価などの研究を行う。



『阪神間近代文学論』

 河内 厚郎/著、関西学院大学出版会/刊、請求記号:910.26/ Ka,98
 内容:谷崎潤一郎に愛され、村上春樹の文学をうんだ「阪神間」。阪神間の文学について検証し、明るく開放的な中に、独特な昏さをたたえる阪神間の全体像に迫る。えびす信仰やヒルコ伝説の謎も追求する。
  著者紹介:1952年西宮市生まれ。一橋大学法学部卒。演劇評論家・文化プロデューサー。阪急文化財団理事。時事通信の書評を担当。著書に「淀川ものがたり」「わたしの風姿花伝」など。