新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日12月1日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、12月8日(火曜日)からです。


『図説真田一族』

 丸島 和洋/著、戎光祥出版/刊、請求記号:288.3/ Ma,57
 内容:中興の祖・真田幸綱、日本一の兵・真田信繁…。戦国乱世を駆け抜けた真田五代の歴史を、大河ドラマ「真田丸」の時代考証を手がける著者が徹底解説。初公開の資料を含むカラー図版も多数掲載。
 著者紹介:昭和52年大阪府生。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。国文学研究資料館研究部特任助教。著書に「戦国大名武田氏の権力構造」など。



『季節のなかの神々』

 小池 淳一/著、春秋社/刊、請求記号:386.1/Ko,31
 内容:神仏・鬼・妖怪・精霊。人間はこの世ならぬ者たちと、どのように関わってきたのか。歳時の民俗・年中行事をなるべく広くとらえ直し、民俗における時間とその表現について考察する。ウェブ連載をもとに書籍化。
 著者紹介:1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館教授。著書に「伝承歳時記」「陰陽道の歴史民俗学的研究」など。



『招かれざる虫』

 兵藤 有生ほか/著、ベレ出版/刊、請求記号:615.8/H,99
 内容:横浜の“虫探偵”と称される著者が、小さい虫たちが巻き起こした食品混入クレーム事件の原因究明と、それにまつわる実体験を綴る。虫の写真も掲載。『Web科学バー』連載「粉につく虫の事件簿」を大幅に加筆修正。
 著者紹介:1940年愛知県生まれ。愛知県立安城農林高等学校畜産科卒業。東京・麻布のハム会社などを経て、東化研株式会社取締役会長。


 

『音楽の未来を作曲する』

 野村 誠/著、晶文社/刊、請求記号:762.1/ N,95
 内容:生きた音楽を求めて、老人ホームや動物園、銭湯などで、頻繁にフィールドワークをおこなう稀代の現代音楽家が、自身の発想と実践を振り返りまとめた一冊。晶文社のホームページに連載したコラムをベースに単行本化。 
 著者紹介:1968年名古屋生まれ。京都大学理学部卒業。作曲家、鍵ハモ奏者、ピアニスト。日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。共著に「老人ホームに音楽がひびく」など。



『滅びゆく日本の方言』

 佐藤 亮一/著、新日本出版社/刊、請求記号:818/Sa,85
 内容:ハタガミ(雷)、キンカイモ(馬鈴薯)、オジャミ(お手玉)…。明治から昭和前期にかけて全国で使われていた、日本の伝統的な方言を中心に、分布(地域差)、由来、語形誕生の順序、日本語の歴史との関係などについて解説。 
 著者紹介:1937年東京生まれ。東北大学大学院博士課程単位取得。フェリス女学院大学名誉教授。国立国語研究所名誉所員。著書に「生きている日本の方言」など。