新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日、4月5日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、4月12日(火曜日)からです。

『アメリカ独立革命』

 ゴードン・S.ウッド/著、岩波書店/刊、請求記号:253.02/W,82
 内容:アメリカ植民地は、なぜ本国との対立を深め、独立を求めたのか。その過程で広まった共和主義の思想は、アメリカ社会をどう変容させたのか。革命の起源から連邦憲法の成立までをたどりながら、独立革命の全体像を描き出す。
 著者紹介:1933年生まれ。ハーヴァード大学Ph.D.歴史学。ブラウン大学名誉教授。著書に「ベンジャミン・フランクリン,アメリカ人になる」他。:

『時間かせぎの資本主義』

 ヴォルフガング・シュトレーク/著、みすず書房/刊、請求記号:332/ St,8
 内容:いま世界は銀行危機、国家債務危機、実体経済危機という三重の危機の渦中にある。貨幣のマジックで危機を押さえ込む「時間かせぎ」はどこまで可能か。欧米で大きな反響を呼んだ、現代資本主義論。
 著者紹介:1946年ドイツ生まれ。社会学者。フランクフルト大学で社会学を専攻し博士号取得。マックス・プランク研究所(社会研究部門)所長。ケルン大学教授を兼任。

『震災と地域再生』

 西城戸 誠 ほか/著、法政大学出版局/刊、請求記号:369.3/ Sh,69
 内容:東日本大震災から5年、甚大な被害を受けた東北の被災地はどこまで「復興」したのか? 長期にわたる現地調査をもとに、人びとの生業の変化や高台移転をめぐる豊富な聞き書きと現状分析・問題提起を収めた共同研究報告。
  著者紹介:北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。法政大学人間環境学部教授。
 

『図説長崎の教会堂』

 木方 十根 ほか/著、河出書房新社/刊、請求記号:523.1/ Ki,21
 内容:花と木の教会堂、石の教会堂、煉瓦の教会堂…。長崎の教会堂の魅力を、自然環境あるいは信徒の人々の暮らしの様子など、教会堂を取り囲む風景とともに伝える。多くの教会堂建築を手がけた鉄川与助の作品なども掲載。
 著者紹介:名古屋大学より博士(工学)の学位取得。鹿児島大学学術研究院理工学域工学系教授。

『世界文学の中の夏目漱石』

 武・アーサー・ソーントン/著、彩流社/刊、請求記号:910.26/ N,58
 内容:「都市」を描く「形式」を獲得できずに、自己の内側に向かっていった近代日本文学。「東京」に背を向けて内向化した日本文学と、「形式」を模索する漱石の小説、そして西欧の小説形式を「比較文学」の視点で考察する。
  著者紹介:1971年生まれ。シカゴ大学大学院にてMAおよびPh.D取得。横浜国立大学国際社会科学研究院准教授。国際写真協議会理事。専門は文学理論、文化論、都市論。