新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日5月10日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、5月17日(火曜日)からです。


『幕臣たちは明治維新をどう生きたのか』

 樋口 雄彦/著、洋泉社/刊、請求記号:210.61/ H,56
 内容:明治維新という激動に直面した幕臣たち。幕府の倒壊とともに身を沈めた者がいた一方、むしろ維新後にこそ才能を開花させた者もいた。その多様な軌跡をたどって、埋もれた歴史を掘り起こす。
 著者紹介:1961年静岡県生まれ。静岡大学人文学部卒業。国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授。博士(文学、大阪大学)。著書に「旧幕臣の明治維新」「静岡学問所」など。

『そして一本桜』

 葛城 三千子/著、右文書院/刊、請求記号:291.09/ Ka,99
 西行法師が愛し、藤原定家が詠んだ桜は、いつしかソメイヨシノの陰となり、ひっそりと静かに咲きつづけていた-。沖縄から北海道まで、全国の古い桜を訪ね歩いた記録。カラー写真、旅に欠かせない宿や食事処の情報も掲載。

『通勤の社会史』

 イアン・ゲートリー/著、太田出版/刊、請求記号:681.8/ G,26
 内容:19世紀に生まれ、移動・職業選択の自由をもたらし、都市と生活を激変させ、近代社会を発展させる原動力となった通勤の歴史、現状、未来を考察する。「通勤大国」日本をはじめ、世界の通勤事情も網羅する。
 著者紹介:ケンブリッジ大学で法律を学ぶ。ロンドンで金融関係の仕事についたあと、ジャーナリスト、ライターとして活躍。 

『名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典』

 佐藤 晃子/著、永岡書店/刊、請求記号:723/ Sa,85
 内容:西洋美術史を代表する名画68作品を厳選し、カラー写真で年代順に紹介。作品の背景と見所、画家のプロフィール、作品や画家に関するさまざまなエピソードなどを解説する。自分流に西洋絵画を楽しむための鑑賞術もアドバイス。
 著者紹介:学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了(美術史専攻)。美術ライター。著書に「名画謎解き鑑賞」「アイテムで読み解く西洋名画」など。

『失われた甲子園』

赤坂 英一/著、講談社/刊、請求記号:783.7/ A,32
 内容:センバツ史上最も悲劇的な逆転試合、上宮対東邦。涙のエースのその後にはさらなるドラマがあった…。宮田、元木、種田はじめ、あの春に交錯した、野球に全てを捧げる男たちの生き様を描く。
 著者紹介:1963年広島県生まれ。法政大学文学部卒業。日刊現代に入社。スポーツ編集部でプロ野球取材を担当。2006年に独立。著書に「プロ野球「第二の人生」」「広島カープ論」など。