新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日6月14日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、6月21日(火曜日)からです。

『図書館はまちのたからもの』

 内野 安彦/著、日外アソシエーツ /刊、請求記号:010/ U,22
 内容:40歳のとき、自らの希望で図書館に異動。司書資格を取得し、働きながら図書館情報学の研究をするという二足のわらじの生活が始まった…。元自治体職員が図書館への熱い思いと、図書館に関わる18年間の軌跡を綴る。
 著者紹介:1956年茨城県生まれ。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程中退。図書館情報学修士。常磐大学非常勤講師、図書館職員研修講師。著書に「図書館長論の試み」など。

『はじめての哲学』

 石井 郁男/著、あすなろ書房/刊、請求記号:130.2/ I,75
 プラトンの「イデア論」、デカルトの「方法序説」、ヘーゲルの「弁証法の哲学」、マルクスの「史的唯物論」…。14人の哲学者の人生をたどりながら、その思想を学ぶ哲学入門書。
 著者紹介:1932年北九州市生まれ。九州大学教育学部(教育哲学)卒業。福岡県立大学、健和看護学院で哲学教師を務める。北九州森鷗外記念会理事。著書に「森鷗外と『戦争論』」など。

『震災を生きぬく』

 原田 隆司/著、世界思想社/刊、請求記号:369.3/ H,32
 内容:1995年1月17日、大地が揺れた。著者は中学校の避難所に向かい、夏までボランティアとして過ごした。それから20年、人々はどう生きたか。インタビューに基づいて人生と震災の交差を描く、ヒューマン・ドキュメント。 
 著者紹介:1957年兵庫県生まれ。甲南女子大学教員、専門は社会学。著書に「ボランティアという人間関係」「ポスト・ボランティア論」など。

『空から降ってきた男』

 小倉 孝保/著、新潮社/刊、請求記号:369.3/O,26
 内容:ロンドン郊外でB777から墜落死した黒人青年ジョゼ・マタダの謎を追いアフリカへ。見えてきたのは、現代の奴隷社会と言うべき過酷なアフリカの現実だった。難民問題が生んだ衝撃の実話。
 著者紹介:1964年滋賀県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。毎日新聞外信部長。英国外国特派員協会賞を受賞。「柔の恩人」で小学館ノンフィクション大賞とミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。

『柔らかヒューマノイド』

 細田 耕/著、化学同人/刊、請求記号:548.3/ H,93
 内容:人間そっくりなロボット、ヒューマノイド。ドア開け、二足歩行、跳躍などを題材として、ヒューマノイドに何ができるのかを紹介し、身体の柔らかさと知能の関係を考察する。ロボット研究の醍醐味を臨場感たっぷりに伝える書。  著者紹介:1965年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科教授。博士(工学)。専門はロボティクス。