新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日6月6日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、6月13日(火曜日)からです。

『歩いてわかった地球のなぜ!?』

 松本 穂高/著、山川出版社/刊、請求記号:450.9/Ma,81
 内容:ペンギンはなぜ南半球だけにいる? 伏見の酒はなぜうまい? 石油はなぜ砂漠に眠る? 著者が世界中を歩いて探った地球上の風景の中にある51の素朴な疑問を、「自然地理」を軸に解き明かす。
 著者紹介:1973年生まれ。茨城県出身。博士(環境科学)。茨城県立土浦第一高等学校教諭。

『科学者の話ってなんて面白いんだろう』

 青山 千春/著、ワニ・プラス/刊、請求記号:575.5/A,58
 内容:日本は資源小国だという思い込みを真っ向から打ち破る本格的な自前資源、メタンハイドレート(MH)。MHに関わる第一線の研究者、実務者たちと、その現状や問題点、そして希望と展望を語り合う。 
 著者紹介:東京都生まれ。東京水産大学大学院博士課程修了(水産学)。株式会社独立総合研究所取締役・自然科学部長などを経て、東京海洋大学准教授。著書に「氷の燃える国ニッポン」など。 

『車いす犬ラッキー』

 小林 照幸/著、毎日新聞出版、請求記号:645.6/Ko,12
 内容:交通事故のため自力歩行ができなくなった捨て犬のラッキー。介護が必要な彼を支えているつもりが、支えられていたのは自分だった-。「ユイ(結い)」の伝統が息づく徳之島での、犬と人のドラマを通じて、命の意味を問う。
 著者紹介:1968年長野県生まれ。信州大学経済学部卒。ノンフィクション作家。明治薬科大学非常勤講師。「毒蛇」で第1回開高健賞奨励賞、「朱鷺の遺言」で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

『茶人・小堀遠州の正体』

 矢部 良明/著、KADOKAWA/刊、請求記号:791.2/Y,11
 内容:歌を詠み、花を生け、多彩な交友関係のなかで寛永のサロン文化を支えたと伝えられる小堀遠州。幕府の作事奉行として、多くの建築・作庭などに才を発揮した遠州の茶の湯の世界観を分析し、その考え方と美意識を明らかにする。
 著者紹介:1943年生まれ。東北大学文学部美術史科修了。人間国宝美術館長。著書に「千利休の創意」「茶の湯とやきもの」「武将茶人、上田宗箇」など。

『新解釈『おくのほそ道』 隠されていた芭蕉のこころ』

 矢島 渚男/著、角川文化振興財団/刊、請求記号:915.5/Y,16
 内容:芭蕉は発想の湧くにまかせて稀代の句・文を書き継いだが、推敲を重ね誤りを訂正している。
「おくのほそ道」における芭蕉の推敲の過程をたどりつつ、句文に秘められた真意と芭蕉の人物像に迫る。
 著者紹介:1935年長野県生まれ。東京大学文学部卒。「寒雷」等の同人を経て、雑誌『梟』を発行。句集「百済野」で芸術選奨文部科学大臣賞、「冬青集」で蛇笏賞受賞。俳文学会会員。読売新聞俳壇選者。