新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日10月3日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、10月10日(火曜日)からです。

『和菓子を愛した人たち』

 虎屋文庫/著、山川出版社/刊、請求記号:383.8/W,14
 内容:紫式部と椿餅、谷崎潤一郎と羊羹、豊臣秀吉とのし柿、森鷗外と饅頭茶漬け…。歴史上の有名な人物にかかわる和菓子のエピソードを紹介する。虎屋ホームページ連載や、虎屋文庫が開催した展示内容をもとに加筆し書籍化。

『ビジュアル数学全史』

 クリフォード・ピックオバー/著、岩波書店/刊、請求記号:410.2/P,59
 内容:アリの体内距離計、悲劇の女性数学者ヒュパティア、騎士巡回問題、クラインのつぼ、フィールズ賞、公開鍵暗号…。数学と人間の織りなす壮大な250の物語を、美しい写真と図版で語る。
 著者紹介:IBMワトソン研究所で研究開発に従事。

『物理2600年の歴史を変えた51のスケッチ』

 ドン・S.レモンズ/著 、プレジデント社/刊、請求記号:420.2/L,54
 ピタゴラスのモノコード、コペルニクスの宇宙観、ガリレオの考えた自由落下…。物理学上の51の発見を時系列に並べ、概念を単純かつ明快に表したスケッチで紹介。それぞれが表す物理現象とその歴史的な位置づけを解説する。
 著者紹介:カンザス州ベセルカレッジ名誉教授。ロスアラモス国立研究所客員研究員。

『素朴な疑問』

 安部司/著、不知火書房/刊、請求記号:498.5/A,12
 内容:添加物の働きを知り、そのメリットとデメリットを考え、添加物から離れる食生活を提案。加工食品に表示されているラベルの読み解き方、塩・砂糖・醬油など基本調味料の使いこなし方も紹介。『西日本新聞』連載を単行本化。
 著者紹介:1951年福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒。熊本県有機農業研究会JAS判定員。経済産業省水質第1種公害防止管理者。著書に「なにを食べたらいいの?」「食品の裏側」など。

『日本古代の道路と景観』

 鈴木 靖民ほか/著、八木書店古書出版部/刊、請求記号:682.1/N,77
 内容:日本古代の道路と景観を歴史的・総合的に捉え、古代社会の実像を解明する。駅家や官衙、寺など多面的な機能を持ち合わせた遺跡に注目し、全国の発掘成果をふまえた論考や、駅家遺構の紹介・コラム等を収録。
 著者紹介:國學院大學名誉教授。横浜市歴史博物館館長。古代交通研究会会長。著書に「古代日本の東アジア交流史」など。