新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日2月20日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、2月27日(火曜日)からです。

『皮膚感覚から生まれる幸福』

 山口 創/著、春秋社/刊、請求記号:141.2/Y,24
 内容:励ますためのタッチ、支えるためのタッチ、親しくなるためのタッチ…。タッチングは人を癒し、幸福感をもたらす。身体心理学などの最新の科学的知見をもとに、触覚が心身に及ぼす影響を探り、タッチングの可能性を示す。
 著者紹介:1967年静岡県生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。桜美林大学教授。臨床発達心理士。著書に「手の治癒力」「子供の「脳」は肌にある」など。 

『広告で社会学』

 難波 功士/著、弘文堂/刊、請求記号:361/N,48
 内容:食品会社の広告が家族のいまを、写真展のキャッチコピーが、ネット社会のコミュニケーションを教えてくれる。テレビ、新聞、Webなどに掲載された約80点の広告・コピーから、日本の今を社会学で解析する。
 著者紹介:1961年大阪市生まれ。東京大学大学院社会学研究科にて修士号を取得。関西学院大学社会学部教授。専攻は広告論、メディア史、ユース・サブカルチャーズ史。著書に「ヤンキー進化論」など。

『ロボット-それは人類の敵か、味方か』

 中嶋 秀朗/著、ダイヤモンド社/刊、請求記号:548.3/N,34
 内容:人工知能(AI)の進化と共に注目されるロボット。ロボティクス(ロボット工学)を専門とする著者が、その歴史を振り返るとともに、ロボットとAIの関わりを詳しく説明。さらに、ロボティクスの現状と未来を分析・予測する。
 著者紹介:1973年生まれ。東北大学大学院情報科学研究科応用情報科学専攻修了。日本ロボット学会理事。和歌山大学システム工学部システム工学科教授。電気学術振興賞進歩賞受賞。 

『茶と琉球人』

 武井 弘一/著 、岩波書店/刊、請求記号:619.8/Ta,62
 内容:大国の狭間で翻弄されつつも、日常的に茶をたしなみ、ゆたかに農業型社会を築いていた琉球国の人びと。庶民の姿と多様な地域性とに焦点を当て、“茶”というモノを手がかりに、「薩摩の世」時代の琉球の自立を問う。
 著者紹介:1971年熊本県生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。琉球大学法文学部准教授。「江戸日本の転換点」で河合隼雄学芸賞受賞。ほかの著書に「鉄砲を手放さなかった百姓たち」など。

『棋士とAI』

 王 銘【エン】/著、岩波書店/刊、請求記号:795/O,11
 内容:世界のトップ棋士たちを圧倒したアルファ碁は、人間の未来に多くの可能性を示すとともに、多くの未確定性と課題を残し、そして多くの問いも投げかけた。囲碁ソフト制作にも関わる人気棋士が、肌身で感じたその実像を綴る。
 著者紹介:1961年台湾生まれ。日本棋院九段。75年来日。77年入段。本因坊、王座などのタイトルを獲得。著書に「ゾーンプレスパーク」「我間違えるゆえに我あり」など。