新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、5月29日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、6月5日(火曜日)からです。

『かくれキリシタン』

 後藤 真樹/著、新潮社/刊、請求記号:198.2/G,72
 内容:受難の歴史をのりこえ、秘かに脈々と信仰を伝えてきた「かくれキリシタン」。長崎・外海、五島列島、平戸、熊本・天草…。現在もかくれキリシタンを続けている人々などを訪ね歩き、貴重な証言と共に、聖地や史跡をたどる。
 著者紹介:1958年東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業。東京綜合写真専門学校研究科中退。写真家。座右宝刊行会代表。著書に「おーい、フクチン!おまえさん、しあわせかい?」など。

『バナナのグローバル・ヒストリー』

 ピーター・チャップマン/著、 ミネルヴァ書房/刊、請求記号:625.8/C,33
 内容:バナナは、どのように世界の食卓に広まっていったのか。その歴史的展開を、史上初の多国籍企業とも称されるユナイテッド・フルーツの盛衰を軸に、グローバル・ヒストリーの視点から描き出す。
 著者紹介:サセックス大学とロンドン・スクール・オヴ・エコノミクスで学ぶ。『Financial Times』への寄稿やBBCの中央アメリカ・メキシコ特派員等として知られるジャーナリスト。

『声優 声の職人』

 森川 智之/著、岩波書店/刊、請求記号:771.7/Mo,51
 内容:日本中の女子をお世話してきた「帝王」であり、30年以上もトップを走ってきた実力派声優・森川智之による声優論=役者論。声優という職業、これまでの歩み、声優が表舞台に出ること、声優養成所の開設などについて語る。
 著者紹介:1967年東京生まれ。87年に声優としてデビューし、アニメ、洋画吹替え、ナレーションなど幅広く活躍。2011年には声優事務所アクセルワンを設立、代表取締役を務める。

『物語を忘れた外国語』

 黒田 龍之助/著、新潮社/刊、請求記号:804/Ku,72
 内容:外国語学習で大切なのは、TOEICでも問題集でもありません。小説や映画など、物語から学ぶこと-。神田外語大学特任教授の著者が、外国語学習の秘訣を教えます。『小説新潮』連載を加筆訂正して単行本化。
 著者紹介:1964年生まれ。東京大学大学院修了。神田外語大学特任教授。著書に「ぼくたちの外国語学部」「ポケットに外国語を」「その他の外国語エトセトラ」など。

『漱石の家計簿』

 山本 芳明/著、教育評論社/刊、請求記号:910.26/Y,31
 内容:ベストセラー作家、夏目漱石は一体いくら稼いだのか? 漱石の文学活動を、これまで軽視されがちだった経済的な視点から捉え直すとともに、死後に生じた経済効果、文化資産としての動向を明らかにする。
 著者紹介:1955年千葉県生まれ。東京大学大学院博士課程人文科学研究科単位取得退学。学習院大学文学部教授。著書に「カネと文学」など。