新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、7月10日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、7月17日(火曜日)からです。

『シリアの秘密図書館』

 デルフィーヌ・ミヌーイ/著、東京創元社/刊、請求記号:010.2/Mi,46
 内容:シリアの首都ダマスカス近郊の町ダラヤで、政府軍に包囲された人々。建物が破壊され、隣人が犠牲となる極限状況下、彼らは本を糧にして生きた…。図書館に安らぎを、本に希望を見出した人々を描くノンフィクション。
 著者紹介:1974年フランス生まれ。中東問題を専門とする女性ジャーナリスト。アルベール・ロンドル賞受賞。共著に「わたしはノジュオド、10歳で離婚」がある。

『祈りの記憶』

 松尾 潤/著、批評社/刊、請求記号:198.2/Ma,85
 内容:2018年7月までに世界文化遺産として登録される「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。その概要を紹介し、近年の研究成果を交えながら潜伏・かくれキリシタンの新事実に迫る。『長崎新聞』掲載をもとに単行本化。
 著者紹介:1968年長崎市生まれ。早稲田大学教育学部卒。長崎新聞社報道部次長。

『カラス学のすすめ』

 杉田 昭栄/著、緑書房/刊、請求記号:488.9/Su,46
 内容:日本屈指のカラス博士がカラスを切って、観て、実験して、徹底的に追求したカラス研究の集大成。カラスの身体能力や翼の構造、鳴き声の意味、知的能力の凄さを紹介するほか、神話や伝承、物語など民俗学的見地からも考察する。
 著者紹介:1952年岩手県生まれ。宇都宮大学農学部畜産学科卒業。同大学名誉教授。医学博士、農学博士。専門は動物形態学、神経解剖学。著書に「カラスとかしこく付き合う法」など。

『芸は人なり、人生は笑いあり 歌丸ばなし2』

 桂 歌丸/著、ポプラ社/刊、請求記号:779.8/Ka,88
 内容:ご隠居さんも、長屋の夫婦も。選りすぐりの古典落語、どうぞたっぷりお楽しみください-。桂歌丸の名作落語集。「後生鰻」「中村仲蔵」「ねずみ」など、お気に入りの演目全8席を、ネタの裏話とともに収録する。
 著者紹介:1936年横浜市生まれ。68年に真打昇進。日本テレビ系「笑点」の終身名誉司会者。2005年芸術選奨文部科学大臣賞、07年旭日小綬章。落語芸術協会会長。横浜にぎわい座館長。

『ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと』

 大橋 恵/著、勁草書房/刊、請求記号:780.7/O,28
 内容:子どもの発達を理解し、より良い指導をするためにどうすればよいか。ジュニアスポーツに起こりがちな問題点を示し、心理学の立場から解説。欧米での実践や、国内の先進的な事例も紹介する。
 著者紹介:東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。東京未来大学こども心理学部教授。