新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、10月16日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、10月23日(火曜日)からです。

『世界で最も美しい12の写本』

 クリストファー・デ・ハーメル/著、青土社/刊、請求記号:022.2/D,53
 内容:「ケルズの書」「コペンハーゲン詩篇」「カルミナ・ブラーナ」…。貴重な中世の写本を訪ねる旅の記録。多くの写本に触れてきた著者が究極の12冊を選び、その来歴や纏わる謎を、門外不出にして美麗な図版とともに解き明かす。
 著者紹介:サザビーズにて写本の売買に関わった後、2000年よりケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジの中世写本特別研究員。中世写本の第一人者。図書館司書。

『びわ湖のほとりで35年続くすごい授業』

 山田 奨治/著、ミネルヴァ書房/刊、請求記号:375.1/Y,19
 内容:総合学習の発祥の地ともいえる滋賀大学附属中学校で展開する総合学習の実際を紹介。教科の学習をより自発的で参加型のものに変えていく過程、教員の授業スタイルも変化していく過程をたどる。
 著者紹介:1963年生まれ。国際日本文化研究センター教授。総合研究大学院大学文化科学研究科教授。専門は情報学と文化交流史。著書に「東京ブギウギと鈴木大拙」など。

『築地-鮭屋の小僧が見たこと聞いたこと』

 佐藤 友美子/著、いそっぷ社/刊、請求記号:675.5/Sa,85
 内容:師走の築地見物からなんの因果か、築地の鮭屋で働くことに! 2013年には前の店主から鮭屋を引き継ぎ、経営者として悪戦苦闘の毎日を送る著者が、河岸の作法、市場の成り立ちを痛快なやりとりを交えて教えます。
 著者紹介:1960年東京生まれ。フリーライターを経て、築地の鮭屋の親父の包丁さばきに魅かれ「鮭屋の小僧」に。2013年、前の店主から鮭屋を引き継ぎ、経営者として悪戦苦闘の毎日を送る。

『感動経営』

 唐池 恒二/著、ダイヤモンド社/刊、請求記号:686/Ka,62
 内容:経営は、ひとに感動を与えるためにある。経営は、感動することからはじまるのだ-。JR九州を赤字300億円から黒字500億円へと導いた立役者が、49のエピソードとともに感動経営の心得を綴る。
 著者紹介:1953年生まれ。京都大学法学部卒業後、日本国有鉄道(国鉄)に入社。九州旅客鉄道株式会社代表取締役会長。

『茶の湯の羽箒』

 下坂 玉起/著、淡交社/刊、請求記号:791.5/Sh,54
 内容:掃き清めるだけじゃない!? 羽箒を通して発見した、茶の湯の歴史と茶人たちの美意識、日本人の自然観、羽の持ち主であった鳥たちの現状、鳥や自然の素晴らしさなどを、イラストやエピソードを交えて紹介する。
 著者紹介:早稲田大学第一文学部西洋史学科卒。羽箒研究家、イラストレーター。日本野鳥の会元探鳥会リーダー。茶の湯文化学会、日本鳥学会など会員。茶道関係誌や鳥類関係誌に執筆。