新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、10月30日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、11月6日(火曜日)からです。

『墨夷応接録』

 森田 健司/編、作品社/刊、請求記号:210.59/H,48
 内容:日米開国交渉に関する最重要史料でありながら、一般にはほとんど知られていない日本側の議事録を初現代語訳。明治維新以後150年の「常識」を覆す。原文、「日米和親条約」「下田追加条約」、解説も収録。
 著者紹介:1801~59年。幕末の儒官。林大学頭11代当主。老中・阿部正弘の命をうけ、日米開国交渉において幕府全権(応接掛筆頭)を務めた。

『九州バカ』

 村岡 浩司/著、サンクチュアリ出版/刊、請求記号:335.1/Mu,55
 内容:今こそ「地元創生」を目指そう! 九州全県から素材を集めて生み出した「九州パンケーキ」で世界に向けた挑戦を重ねる著者が、ビジネスチャンスの見つけ方やビジネスモデルを構築する思考法などを、わかりやすく解説する。
 著者紹介:1970年宮崎県生まれ。有限会社一平(九州パンケーキ)代表取締役。MUKASA-HUB代表。「食」ビジネス全般を手がける事業家。

『絶滅できない動物たち』

 M.R.オコナー/著、ダイヤモンド社/刊、請求記号:480.9/O,11
 内容:飼育下繁殖から、iPS細胞、ゲノム編集まで、絶滅に挑むテクノロジーと自然保護の現場を徹底取材。人が介入すればするほど、「自然」から遠ざかっていく自然保護と種の再生テクノロジーの矛盾を暴く。
 著者紹介:コロンビア大学ジャーナリズムスクール修了。ジャーナリスト。現地取材でアフガニスタン、ハイチ、スリランカにも赴く。『ニューヨカー』『アトランティック』『スレート』等に寄稿。

『食育のウソとホント』

 魚柄 仁之助/著、こぶし書房/刊、請求記号:498.5/U,79
 内容:旬だからおいしい? 日本型食生活だから健康? 食卓の団らんが日本の伝統? 教育現場にしのびこむ怪しい「和食」賛美を、膨大な文献資料をもとに検証する。痛快な近代日本食文化史。
 著者紹介:1956年福岡県生まれ。食文化研究家。著書に「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」「台所に敗戦はなかった」「食のリテラシー」ほか。

『香りある樹木と日本人』

 有岡 利幸/著、雄山閣/刊、請求記号:657/A,75
 内容:建材、食、道具、神仏…日本の暮らしにある樹木の香り。桧、朴、山椒、樒、榊など、日本で産する香木と、人々はどう関わり、どのように利用してきたのか。豊富な森林を持つ日本の文化を「香り」から探る。
 著者紹介:1937年岡山県生まれ。大阪営林局、近畿大学総務部総務課に勤務したのち、財団法人水利科学研究所客員研究員を務めた。林業技術賞受賞。著書に「栗の文化史」など。