新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、11月6日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、11月20日(火曜日)からです。

『ノーベル賞に二度も輝いた不思議な生物』

 沼田 治/著、慶應義塾大学出版会/刊、請求記号:483.1/N,99
 内容:研究者はどういう理由でテトラヒメナを選び、どういう実験を行ない、大きな発見に至ったのか。繊毛虫テトラヒメナの分子生物学の発展への貢献を、時代背景をたどりながら紹介し、テトラヒメナの研究材料としての魅力を伝える。
 著者紹介:1952年生まれ。筑波大学大学院博士課程生物科学研究科生物物理化学専攻単位取得退学。同大学生物科学系教授を経て、2018年定年退職。理学博士。

『スウェーデン・デザインと福祉国家』

 太田 美幸/著、新評論/刊、請求記号:523.3/O,81
 内容:「北欧スタイル」はいかにして生まれたのか? 世界最初の野外民俗博物館「スカンセン」から近代デザインと福祉国家形成の歴史をたどり、住まいが人間と社会に与える影響を考える。
 著者紹介:一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学大学院社会学研究科教授。博士(社会学)。著書に「生涯学習社会のポリティクス」がある。

『ローカルコンテンツと地域再生 観光創出から産業振興へ』

 増淵 敏之/著、水曜社/刊、請求記号:689/Ma,66
 内容:東京との「格差」を超え、グローバルとの「距離」を超える-。コンテンツという文脈で観光と産業を包括的に捉えた書。ローカルでのコンテンツ産業育成の試みを様々な角度から考察し、先駆的個別事例も紹介する。
 著者紹介:1957年札幌市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。法政大学大学院政策創造研究科教授。コンテンツツーリズム学会会長。著書に「路地裏が文化を生む!」など。

『源氏絵の系譜』

 稲本 万里子/著、森話社/刊、請求記号:721/I,53
 内容:「源氏物語」を主題とする絵画の系譜を、平安・鎌倉時代から江戸時代まで、時代・流派ごとにたどる。また、現代の源氏絵や写真作品にも触れる。『週刊朝日百科 絵巻で楽しむ源氏物語五十四帖』連載コラムを単行本化。
 著者紹介:東京芸術大学大学院美術研究科修了。恵泉女学園大学人文学部教授、徳川美術館非常勤研究員。平安時代の絵巻と現代までの源氏絵を研究。

『1冊のノートが「あなたの言葉」を育てる』

 川上 徹也/著、朝日新聞出版/刊、請求記号:816/Ku,94
 内容:伝え方を覚えても響かない。それは、自分の言葉がないから。「気になった言葉」をノートにつづりながら自分の内面で言葉を作り上げていく、とてもやさしい方法を、コピーライターの著者が紹介。 
 著者紹介:大阪大学人間科学部卒業。コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。広告電通賞、ACC賞など受賞歴多数。著書に「物を売るバカ」「1行バカ売れ」「ザ・殺し文句」など。