新着図書からおすすめの5冊

 
 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、12月18日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、12月25日(火曜日)からです。

『想い出の少女雑誌物語』

 村崎 修三/著、熊本出版文化会館/刊、請求記号:051.8/Mu,56
 内容:「少女クラブ」「ひまわり」「少女世界」「女学生の友」「少女サロン」…。用紙統制時代から少女雑誌の終焉まで、昭和時代の様々な少女雑誌を、雑誌ごとの扉絵や連載作品を交えて振り返る。戦後・少女雑誌刊行リスト等も掲載。
 著者紹介:昭和12年生まれ。42年、少女雑誌の蒐集を本格的に開始。熊本・菊陽町図書館新築に合わせて全雑誌寄贈。菊陽町役場臨時職員として「少女雑誌の部屋」を担当。

『公民館はどう語られてきたのか』

 牧野 篤/著、東京大学出版会/刊、請求記号:379.2/Ma,35
 内容:公民館が構想・制度化されて、社会に実装されてきた70年間における公民館をめぐる言説を、歴史的に概観。公民館を語る論理の構造とその特徴を描き出し、今後の公民館のあり方を考察する。『月刊公民館』連載を書籍化。
 著者紹介:1960年生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。東京大学大学院教育学研究科教授。著書に「生きることとしての学び」「社会づくりとしての学び」など。

『日本の有平糖』

 石川 久行/著、グラフィック社/刊、請求記号:596.6/I,76
 内容:日本の菓子職人たちが独自に進化させてきた有平糖。その可愛くも美しい造形美と、基本の生地作りから着色加工、細工完成までを豊富な写真で紹介。有平糖の歴史なども解説する。
 著者紹介:1953年群馬県生まれ。東京農業大学栄養学科卒業。群馬県菓子技能士会技術顧問。選和菓子職審査委員。伝統和菓子職認定者。栄養士、製菓衛生士、菓子製造一級技能士、有平糖細工伝承者。

『ビレッジプライド』

 寺本 英仁/著、ブックマン社/刊、請求記号:601.1/Te,53
 内容:高齢化率43%、過疎でジリ貧の町が、「食」と「農」で生まれ変わった。<A級グルメ>の仕掛人として、地産地消レストランや食の学校等を手掛ける島根県邑南町のスーパー公務員が、自らの体験の一部始終を語る。
 著者紹介:1971年島根県生まれ。東京農業大学卒業。島根県邑南町役場職員。総務省地域力創造アドバイザー。「にっぽんA級(永久)グルメのまち連合」を設立。

『絵本の冒険』

 小野 明/編、フィルムアート社/刊、請求記号:726.6/E,35
 内容:絵本に対する解釈と表現は今どうなっているのか。発想と創作や、絵本の魅力などを語った五味太郎と荒井良二の対談や、梨木香歩らの絵本に関するエッセイを掲載。また、絵とことばの解釈方法を分野を超えた多角的視野から探る。
 著者紹介:1954年東京生まれ。出版社勤務を経て、編集者・装幀家。「あとさき塾」を共同主宰。編著書に「100人が感動した100冊の絵本」「絵本の作家たち」など。