新着図書からおすすめの5冊

 
 毎週火曜日は、新着図書の配架日です。本日は、12月25日(火曜日)の新着図書の中からおすすめの本を紹介します。インターネット予約・貸出は、1月8日(火曜日)からです。
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『図書館愛書家の楽園』

 アルベルト・マンゲル/著、白水社/刊、請求記号:010.2/Ma,43
 内容:人間はなぜ書物を収集したがるのか。どんな書庫を作りたいと願うのか。歴史上の図書館の実例をあげて考察。さらに理想の図書館や存在しない影の図書館、フィクションに描かれた本など、図書館にまつわる魅力と謎を解き明かす。 
 著者紹介:1948年アルゼンチン生まれ。2016年、ブエノスアイレス国立大学図書館の館長に就任。メディシス賞、アルフォンソ・レイエス国際賞をはじめ数々の文学賞を受賞。著書に「読書礼讃」など。

『寄付をしてみよう、と思ったら読む本』

 渋澤 健 ほか/著、日本経済新聞出版社/刊、請求記号:369.1/Sh,21
 内容:寄付とは、未来を信じ、お金を使って、未来を選び取る行動。寄付ムーブメントの旗振り役と、渋澤栄一の玄孫でコモンズ投信の会長が、寄付の使われ方や寄付をめぐる環境など、寄付の全体像について綴る。
 著者紹介:1961年生まれ。コモンズ投信株式会社取締役会長・創業者。経済同友会幹事、他。

『給食の歴史』

 藤原 辰史/著、岩波書店/刊、請求記号:374.9/F,56
 内容:学校の給食は、子どもの味覚に対する権力行使ともいえる側面と未来へ命をつなぎ新しい教育を模索する側面とを持つ。貧困、災害、運動、教育、世界という5つの視角から知られざる歴史に迫り、今後の可能性を探る。 
 著者紹介:1976年北海道生まれ。島根県出身。京都大学人間・環境学研究科中途退学。同大学人文科学研究所准教授。専門は農業史。著書に「ナチスのキッチン」「カブラの冬」など。

『メルカリ』

 奥平 和行/著、日経BP社/刊、請求記号:673.3/O,54
 内容:メルカリはいかにして、5年で3000億円市場を築いたのか。起業経験者たちがなぜ、メルカリ創業者のもとに集まるのか。国内事業の足元が固まっていないうちに、なぜ海外を目指すのか-。巨大市場を築いた起業家たちに迫る。
 著者紹介:日本経済新聞社で商社、自動車、電機、通信などの業界を担当。同社編集委員。

『考えるための日本語入門』

 井崎 正敏/編、三省堂/刊、請求記号:815.1/I,98
 内容:日本語で考えるとは、日本語の文法とどのようにかかわりあうことなのか。「そこ」と「それ」、助詞の「は」や「が」などをキーワードに、思考という観点から日本語の文法構造を探究する。
 著者紹介:1947年東京生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。筑摩書房専務取締役編集部長などを経て退社。評論活動に入る。著書に「天皇と日本人の課題」「ナショナリズムの練習問題」など。