王 令薇/著 -- 創元社 -- 2024.2 -- 699.67 /699.67


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資料詳細

タイトル 《中学生日記》のメディア史
副書名 自主性を演じるドラマ
著者 王 令薇 /著  
出版者 創元社
出版年 2024.2
ページ数 350p
大きさ 21cm
一般件名 テレビドラマ , 放送教育
NDC分類 699.67 / 699.67
内容紹介 40年にわたり放送されたNHK「中学生日記」。「普通」の中学生の「日常」を中継し、視聴者の自主性を引き出した、日本独特の教育番組が果たした社会的役割を歴史的に位置付け、その全体像を解明する。番組リスト付き。
ISBN 978-4-422-21023-0

目次

序章 「中学生の日常」の演出
  1 社会教育番組における真正性-問題の所在
  2 演出された真正性-分析視点・立場
  3 先行研究と本書の特色
  4 アーカイブとオーラル・ヒストリー-史料の発掘
  5 本書の構成
第1部 《中学生日記》が示した「リアル」
第1章 「受験戦争」という問題提起
  1 保護者向けの教育・教養番組としての前身
  2 《中学生日記》の時期区分
  3 教育問題を提起する番組というスタート
  4 自主性と平等主義への重要視
第2章 悩みへの多様な解決策
  1 「マス」から「パーソナル」の時代へ
  2 解決案を提示する番組への変容
  3 「個性重視の原則」をめぐるせめぎ合い
第3章 ネットに隠れた「中学生の日常」の可視化
  1 水平的多様化という理想の21世紀
  2 若い世代に向けたリニューアル
  3 「青少年向けの番組」という虚構
第2部 社会教育番組が果たした役割
第4章 「名古屋」という条件
  1 地域社会の参加に着目する理由
  2 自主性を重んじる制作環境
  3 名古屋市民と中学生日記班
第5章 「家庭」「学校」以外の舞台
  1 なぜ、放送児童劇団に注目するのか
  2 NHK名古屋児童劇団の成立と変容
  3 放送児童劇団における社会教育の構造
第6章 テレビに映った「裏領域」の役割
  1 テレビと活字メディア、ネットとの比較メディア論
  2 制作現場における「大人」と「中学生」
  3 《中学生日記》への青少年の受容
  4 境界線の再構築-2003年以降の挑戦
終章 ポスト《中学生日記》の時代へ
  1 《中学生日記》の全体像
  2 「大人」なき時代における「中学生」イメージのゆくえ-課題と展望1
  3 「普通の人たちの日常」のテレビ論-課題と展望2

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タイトル 注記
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