長崎 靖子/著 -- 武蔵野書院 -- 2024.2 -- 913.55 /913.55


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県立(本館) 公開閲覧 /913.55/N21/ 116558875 一般図書 利用可 在架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 式亭三馬の言語描写
副書名 三馬蔵書印書を手掛かりに
著者 長崎 靖子 /著  
出版者 武蔵野書院
出版年 2024.2
ページ数 474p
大きさ 22cm
NDC分類 913.55 / 913.55
内容紹介 特殊表記や特殊語彙を用い、工夫を凝らした言語描写を行っていた戯作者・式亭三馬。その著作に影響を及ぼしたと予想される三馬蔵書印書(三馬の蔵書印が押された書)を手掛かりに、三馬の精緻な言語描写を考察する。
ISBN 978-4-8386-0788-4

目次

序章 式亭三馬の蔵書研究
  一 三馬の言語描写に関する研究
  二 三馬蔵書印書調査の経緯
  三 三馬蔵書印書調査の意義
  四 三馬蔵書印書の調査
  五 本書の構成
第一部 式亭三馬と片言
第一章 「かまど詞大概」の語彙
  一 はじめに
  二 「諸人片言なをし」関連の書に関して
  三 「かまど詞」と「諸人片言なをし」の語彙
  四 「かまど詞」とその他の片言資料の語彙
  五 「かまど詞」と『東京須覧具』の語彙
  六 おわりに
第二章 三馬の著作に見る「かまど詞大概」の語彙
  一 はじめに
  二 『浮世風呂』に見る「かまど詞」
  三 基準の言葉を使う人物と場面
  四 おわりに
第三章 三馬蔵書印書『まことぐさ』
  一 はじめに
  二 『まことぐさ』関連資料に関する先行研究
  三 『まことぐさ』と『かたこと』の比較
  四 『当世大和言葉』と『正誤大和言葉』
  五 『憂世呉竹』『まことぐさ』刊行の意図
  六 『まことぐさ』と「かまど詞」の片言
  七 おわりに
第二部 式亭三馬と唐話
第一章 三馬の著作に見る半濁音符の使用
  一 はじめに
  二 半濁音符の用法
  三 三馬の著作に見る半濁音符
  四 三馬の半濁音符の使用意図
  五 おわりに
第二章 三馬蔵書印書『五色賦』収載の唐話
  一 はじめに
  二 三馬の著作と唐話に関する先行研究
  三 三馬蔵書印書『五色賦』
  四 おわりに
  附 『五色賦』収載「唐山俗語」と『唐話纂要』の対照表
第三章 三馬蔵書印書の唐話関係資料
  一 はじめに
  二 三馬と白話小説
  三 三馬蔵書印書の唐話関係資料
  四 三馬の唐話に関する能力
  五 おわりに
第三部 式亭三馬と浄瑠璃
第一章 三馬の著作に使用されるセンボウ
  一 はじめに
  二 大阪大学附属図書館忍頂寺文庫所蔵の『淡路詞』
  三 センボウの先行研究
  四 三馬の著作とセンボウの使用
  五 『淡路詞』と三馬のセンボウ
  六 おわりに
第二章 三馬蔵書印書に見るセンボウの記述
  一 はじめに
  二 三馬と浄瑠璃
  三 三馬蔵書印書に見るセンボウの記述
  四 三馬の言語描写
  五 おわりに
  附 三馬のセンボウと『淡路詞』のセンボウの対照表
第三章 『浮世風呂』に見る仙台浄瑠璃
  一 はじめに
  二 先行研究による仙台浄瑠璃の定義
  三 『浮世風呂』と同系統の仙台浄瑠璃
  四 『義経記奥州本』
  五 『浮世風呂』の仙台浄瑠璃に関して
  六 『浮世風呂』の仙台浄瑠璃と早物語
  七 仙台浄瑠璃の『浮世風呂』への影響
  八 おわりに
第四章 『蜘蛛絲梓弦』に見る仙台浄瑠璃
  一 はじめに
  二 常磐津節と『蜘蛛絲梓弦』
  三 近世仙台方言書との比較
  四 音源との比較
  五 江戸市中における放浪芸人
  六 おわりに
第四部 式亭三馬と国学
第一章 三馬の著作に見る国学の趣向
  一 はじめに
  二 『つれづれ草拾遺』の内容
  三 三馬蔵書印書『つれづれ草拾遺』
  四 三馬の著作に見る国学の趣向
  五 おわりに
第二章 『式亭雑記』における濁音の仮名文字遣い
  一 はじめに
  二 近世における自筆の仮名文字遣いの研究
  三 『式亭雑記』に見る濁音専用字体の使用
  四 国学者の濁音専用字体の主張
  五 『式亭雑記』における三馬の仮名文字遣いの意味
  六 おわりに
第三章 三馬識語の仮名文字遣い
  一 はじめに
  二 三馬蔵書印書の識語
  三 三馬識語の仮名文字遣い
  四 三馬識語の仮名文字遣いの特徴
  五 おわりに
第四章 三馬の「ゑ」の表記
  一 はじめに
  二 達摩屋五一に関して
  三 『式亭雑記』の書き込み
  四 『式亭雑記』に見る「ゑ」の表記
  五 「エリ」の表記
  六 三馬の「エリ」以外の「ゑ」の表記
  七 三馬の「ゑ」と「え」の使い分け
  八 おわりに
第五章 『式亭雑記』の仮名遣い
  一 はじめに
  二 自筆本『式亭雑記』と仮名遣書の比較
  三 三馬の仮名遣い
  四 おわりに
第五部 三馬の著作に見る書
第一章 『浮世風呂』に見る「大和詞」
  一 はじめに
  二 武家屋敷への奉公
  三 『浮世風呂』の「大和詞」と女訓書
  四 『浮世風呂』と『婦人養草』の「大和詞」
  五 『婦人養草』に見られない「大和詞」
  六 「大和詞」の一般語化
  七 三馬の「大和詞」に対する知識
  八 おわりに
第二章 『浮世風呂』三編序文の変更に関して
  一 はじめに
  二 『式亭雑記』と『浮世風呂』の三編序文
  三 楊雄の『方言』と越谷吾山の『物類称呼』
  四 『浮世風呂』に見る『物類称呼』の影響
  五 近松半二の『独判断』の記述
  六 吾山から半二へ
  七 おわりに
終章 式亭三馬の言語描写
  一 はじめに
  二 三馬と片言
  三 三馬と唐話
  四 三馬と浄瑠璃
  五 三馬と国学
  六 三馬著作に見る書
  七 おわりに
附録 「三馬蔵書印目録」「三馬の蔵書印と識語」
  凡例
  「三馬蔵書印書目録」
  「三馬の蔵書印と識語」

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