工藤 文/著 -- 勁草書房 -- 2024.3 -- 070.222 /070.222


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県立(本館) 公開閲覧 /070.1/KU17/ 116538984 一般図書 利用可 在架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 中国の新聞管理制度
副書名 商業紙はいかに共産党の権力を受け入れたのか
著者 工藤 文 /著  
出版者 勁草書房
出版年 2024.3
ページ数 10,209p
大きさ 22cm
一般件名 新聞 , 中国-政治・行政 , 中国共産党
NDC分類 070.222 / 070.222
内容紹介 市場経済が進んだ中国で、なぜ商業紙は政府や共産党を支持し続けるのか。党の新聞統制メカニズムを、新聞の管理者と出資者を定める制度に着目することで、検閲だけでは説明できない、複雑なカラクリを解き明かす。
ISBN 978-4-326-30343-4

目次

序章 「党がメディアを管理する原則」の虚実
  1 本書の目的と問題意識
  2 先行研究が論じてきたこと
  3 本書のアプローチと独自性
  4 分析対象と手法
  5 本書の位置づけと意義
  6 本書の構成
第1章 中国のマス・コミュニケーションを研究する視点
  1 非民主主義国家を対象にした研究
  2 コミュニケーションの批判的政治経済学
  3 本書の分析枠組み
第2章 商業化が党の新聞管理に与えた変化
  1 民間資本の排除と党の管理への一元化
  2 行政管理の復活とメディア・グループ化
  3 17号文献の制定による資本政策の転換
  4 新聞の所有者は誰か
第3章 主管・主【ベン】単位制度の形成過程と構造
  1 管理主体の明確化(1950年代)
  2 制度の法規化(1980年代から2000年まで)
  3 制度の維持と非公有資本の包摂(2001年から)
  4 70年間にわたる制度の発展
第4章 『新民晩報』にみる党と新聞のパトロン・クライアント関係
  1 上海『新民報』に対する国有資本の投入と党への従属
  2 『新民晩報』の自立とその制限
  3 上海報業集団におけるパトロン・クライアント関係
  4 党と新聞の関係を決定づける主管・主【ベン】単位制度
第5章 『新京報』にみる主管・主【ベン】単位の影響
  1 自己検閲とは何か
  2 フレーミング論と操作仮説の導出
  3 『新京報』『南方都市報』の汚職報道に対する量的テキスト分析
  4 報道フレームの変化に対する重回帰分析
  5 『新京報』は何を報じなかったか
第6章 『新民晩報』自立化の検証
  1 新聞のクレジットを用いた内容分析
  2 1946年から2016年までのクレジットの変化
  3 二元的な報道体制
終章 党の支配を正統化する商業紙
  1 分析結果のまとめ
  2 党の支配を正統化するメカニズム
  3 本書の限界と今後の研究課題

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