一ノ瀬 正樹/著 -- 青土社 -- 2024.7 -- 112 /112


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県立(本館) 公開閲覧 /112/I16/ 116546946 一般図書 利用可 在架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ためらいと決断の哲学
副書名 ゆらぎゆく因果と倫理
著者 一ノ瀬 正樹 /著  
出版者 青土社
出版年 2024.7
ページ数 311,11p
大きさ 20cm
一般件名 因果性 , 倫理学
NDC分類 112 / 112
内容紹介 不確定な現実を前にして私たちはためらうべきである。しかしためらいながらなお、決断することはできる。間違う可能性と責任を負う覚悟をもって-。因果論や倫理学説の検討をもとに、新しいリーダーシップ論への展望を記す。
ISBN 978-4-7917-7649-8

目次

まえがき 浮動的安定からウェルビーイングへ
  1 伝わらない疑問
  2 普遍性への執念
  3 普遍性と絶対性の夢
  4 宇宙視線/人生視線
  5 ためらいと決断、そして浮動的安定
  6 ウェルビーイングへの道
  7 リーダーシップの未来へ
第一部 因果関係に潜む謎
第1章 因果と応報
  1 なぜ因果関係か
  2 森羅万象に食い込む因果関係
  3 原因と責任の同義性
  4 刑罰の問題
  5 犯罪抑止?
  6 原因指定のゆらぎ
  7 恒常的連接による習慣
  8 因果関係は知覚できない
  9 共通原因の問題
第2章 「思考実験」から「知識の新因果説」へ
  1 なぜ「思考実験」か
  2 ウィリアムソンと「ゲティア問題」
  3 正当化された真なる信念?
  4 「ゲティア・ケース」の論理的構造
  5 「ゲティア直観」とそのさざ波
  6 「非ゲティア・ケース」と二つの条件文
  7 原因としての「ゲティア・ケース」の不在
  8 認識的ニヒリズム
  9 知識をめぐる「ためらい」と「決断」
第3章 不在因果と反事実的条件分析
  1 見ると見ないの同時性
  2 不在因果の問い
  3 不作為と過失
  4 意図的不作為と過失不作為
  5 「根源的ペシミズム」と不在因果の可能性
  6 オプティミズムへの道
  7 ヒューム因果論への問い直し
  8 反事実的条件分析への道
第4章 不在因果と責任帰属の構図
  1 因果的先取
  2 「野放図因果」と「不完全特定化問題」
  3 選択する「ためらい」
  4 規範性の逸脱
  5 定量化への道
  6 三次元説の提起
  7 記述性度と規範性度
  8 因果関係へのためらいと決断
第二部 倫理の深層へ
第5章 トリアージと人権
  1 議論のすれ違い
  2 トリアージという緊迫
  3 救急外来でのトリアージ
  4 COVID-19に関する人工呼吸器の配分
  5 「救命可能性」と「生存年数最大化」
  6 トリアージをめぐる予防文脈と危機文脈
  7 予防文脈の不整合性
  8 トリアージと人権
  9 「公共の福祉」と人権の制約
第6章 動物倫理と鳥獣害の問題
  1 ペスト・コントロール
  2 欠損感
  3 返礼モデル
  4 動物倫理と鳥獣害の緊張
  5 三毛別の惨劇
  6 近年の鳥獣害
  7 鳥獣害の広がり
  8 動物の権利
  9 権利と義務の相関性
第7章 死刑不可能論の展開
  1 死刑という問題
  2 死刑存廃の実情
  3 裁判員制度と死刑判決
  4 残虐性と誤判可能性
  5 抑止効果、世論、そして執行人
  6 被害感情の問題
  7 存廃論を越えて
  8 死刑不可能論の提起
  9 死刑不可能論の含意
あとがき 「消えてなくなること」の彼方へ

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