上田 遙/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2024.9 -- 498.5 /498.5


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県立(本館) 公開閲覧 /498.5/U32/ 116558230 一般図書 利用可 在架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 食の豊かさ食の貧困
副書名 近現代日本における規範と実態
著者 上田 遙 /著  
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2024.9
ページ数 6,315,44p
大きさ 22cm
一般件名 食生活-日本
NDC分類 498.5 / 498.5
内容紹介 栄養学や伝統・自然など多様な指針が乱立するいま、食の豊かさ/貧困をどう再定義するか。社会学と倫理学を結び合わせて「食潜在能力」の考え方を提示し、日本食文化の歴史的考察と現代の食卓調査から食生活を問い直す。
ISBN 978-4-8158-1166-2

目次

序章 あいまいな「食の豊かさ」、みえにくい「食の貧困」
  1 現代=再帰的近代の食べ手
  2 潜在能力としての「食の豊かさ」
  3 相対的剝奪としての「食の貧困」
  4 本書の内容
第Ⅰ部 現代の食をどう捉えるか
第1章 食の社会学
  1 農村社会学から食の社会学へ
  2 食の社会学の発展史
  3 食の近代化論
  4 食事モデルと社会表象
  5 近代家族と戦後体制
第2章 食の倫理学
  1 基本命題
  2 功利主義、義務論、徳倫理
  3 ウェルビーイング(生活の質)研究
  4 フード・インセキュリティ研究
  5 潜在能力アプローチの可能性
第Ⅱ部 食規範と実態の歴史的変遷
第3章 「第一の食の近代」の萌芽
  1 フードシステムの近代化
  2 近代家族と栄養学
  3 「米食型食生活」の成立
第4章 戦後「食の近代」の再出発
  1 食生活の戦後体制の確立
  2 フードシステムの戦後体制と副作用
  3 「日本型食生活」の成立
  4 食事型にみる家族の戦後体制の矛盾
第5章 「第二の食の近代」の徹底化
  1 崩食論の本質
  2 食品安全問題と法的規制化
  3 食育と栄養主義
  4 和食の遺産化
  5 食の貧困と脱政治化
第Ⅲ部 現代日本の「善き食生活」と「食の貧困」
第6章 食潜在能力
  1 食潜在能力理論の応用
  2 本書で用いるデータ
  3 分析方法
第7章 「善き食生活」の多様性と共通性
  1 「善き食生活」の主観的価値づけ
  2 食事モデルの客観的評価
  3 食生活言説と実態との相克
第8章 経済的貧困では捉えられない「食の貧困」
  1 「食の貧困」とは十分な食料がないことか
  2 貧困シングルマザーの食生活
  3 シングルマザーの食生活特徴
  4 シングルマザーの「食の貧困」測定
第9章 食潜在能力の測定
  1 「善き食生活」と「食の貧困」の認定
  2 食潜在能力の格差はどこにあるか
  3 現代社会の縮図としての食生活
第10章 食料政策の体系化
  1 食生活支援の実態とニーズ
  2 食料政策の国際的動向
  3 日本型「食料政策」の体系化へ
終章 豊かさの中の貧困、貧困の中の豊かさ
  1 食の豊かさ、食の貧困とは何であったか
  2 研究の制約と批判
  3 食の豊かさの哲学へ

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