堀部 秀雄/著 -- ひつじ書房 -- 2024.8 -- 910.26 /910.26


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県立(本館) 公開閲覧 /910.26/H87/ 116561705 一般図書 利用可 在架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本文学の英訳研究
副書名 「日本的なもの」は英語でどう表現されうるか?
叢書名 日英言語文化学会叢書
著者 堀部 秀雄 /著  
出版者 ひつじ書房
出版年 2024.8
ページ数 15,183p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 翻訳文学
NDC分類 910.26 / 910.26
内容紹介 翻訳困難な日本語をどうすべきか? 翻訳方略理論を踏まえつつ、三島らの小説の英訳作品から具体例を引きながら、翻訳家たちにより日本語に特徴的な表現がどう英語で表されているかを検討。翻訳の可能性と限界を考察する。
ISBN 978-4-8234-1244-8

目次

第1章 「同化」の功罪
  1.はじめに:翻訳方略の二極-「同化」と「異質化」
  2.翻訳家:Seidensticker
  3.「簡略化」
  4.文化的要素の「中和化・一般化・抽象化」
  5.文化的対応物・類似物との置き換え
  6.「言語的同化」
  7.考察:「同化」の背景
  8.おわりに:Seidenstickerの翻訳をどう考えるか-同化の功罪
第2章 川端文学は英訳可能か?
  1.はじめに:英訳困難な川端文学
  2.『雪国』:トンネルを抜けたのは?
  3.『古都』:美しい京都の情景
  4.『千羽鶴』:舞う千羽鶴の幻影
  5.『山の音』:「山の音が聞えた」
  6.『眠れる美女』:あやしげな女の帯の鳥のあやしさ
  7.おわりに:不可能であればこそ
第3章 暗示的な日本語表現をどう翻訳するか?
  1.はじめに
  2.小説『雪国』について
  3.「そういうこと」
  4.「もとめる言葉」「もとめられたもの」「ありがたいふくらみ」
  5.「女を引き摺って行った」「よろこび」
  6.「島村はまたかと思った。」
  7.「横にした首を軽く浮かして」
  8.「駒子の脣は美しい蛭の輪のように滑らかであった。」
  9.考察
第4章 何が、何故引かれたのか?
  1.はじめに:足し算と引き算
  2.淡白なSeidenstickerと華麗な三島
  3.「真夏の死」とDeath in Midsummer
  4.『天人五衰』とThe Decay of the Angel
  5.おわりに
第5章 訳文は原文より理解しやすいか?
  1.はじめに
  2.『金閣寺』のあらすじ
  3.仏教用語
  4.概念・観念を表す語
  5.三島文学における欧文脈の影響
  6.微妙な足し算
  7.おわりに
第6章 「甘え」を英語でどういうか?
  1.土居健郎の『「甘え」の構造』:「甘え」は英語にならない?
  2.和英辞典における「甘え」の訳例
  3.「肯定的な甘えと否定的な甘え」「意図的な甘えと無意識の甘え」
  4.様々な「甘え」
  5.極めて多様な「甘え」の訳語
  6.おわりに
第7章 「日本文化」は英語でどう表現できるか?
  1.はじめに
  2.三つの翻訳方略:異質化・同化・中和化
  3.訳注とイタリック体の使用
  4.日本固有の事物・事象の訳
  5.日本文化固有の概念
  6.日本語自体の特徴の翻訳
  7.オノマトペの翻訳
  8.おわりに
第8章 「日本文化」は英語でどう表現できるか?
  1.はじめに
  2.流行語の翻訳:「ハイカラ」をめぐって
  3.生活文化に関する用語:「着物」と「寿司」について
  4.身体部位の日英比較:「頭」「顔」「首」と「腰」
  5.文化固有の概念語「義理」と「甘え」
  6.おわりに:英語教育への示唆

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