調査・質問内容

質問番号 0000013220
状態 受付済
質問日 2022/08/13

佐賀県にある向山鉱山と佐賀平野について
・向山鉱山の歴史
・佐賀平野の超軟弱地盤対策について
・長崎本線の肥前山口~肥前鹿島の間は架線柱(鉄道の電柱)が軟弱地盤によって倒れないよう、
 門形になっているという。軟弱地盤が原因との説明がある資料はあるか。

【事前に自分で調べた事項】
・歴史の認識 レポート 向山〈https://isgs.kyushu-u.ac.jp/~hatt/report05/imari/mukaiyama.html〉
・スゴログ #023 向山炭鉱〈https://www.sugolog.jp/2010/09/023-mukaiyama.html〉
・黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草) 向山炭鉱の全貌
 〈https://blog.goo.ne.jp/ruinsdiary/e/a425e7e74e48f2f4baa5033377eae8c3〉
・全地連「技術フォーラム2013」長野 佐賀平野における軟弱地盤上道路盛土の動態観測結果について
 〈https://www.zenchiren.or.jp/e-Forum/2013/PDF/2013-128.pdf〉
・地質ニュース 佐賀平野の地質と佐賀市の地盤沈下
 〈https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/70_09_04.pdf〉
・超軟弱地盤との戦い「直轄有明海岸」50年の歩み 九州地方整備局 野村真一
 〈https://k-keikaku.or.jp/%E8%B6%85%E8%BB%9F%E5%BC%B1%E5%9C%B0%E7%9B%A4%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84%E3%80%8C%E7%9B%B4%E8%BD%84%E6%9C%89%E6%98%8E%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%80%8D%EF%BC%95%EF%BC%90%E5%B9%B4/〉

図書館からの回答

回答状態 公開済み
公開日 2022/11/21
関連質問番号

御質問の件について、次のとおり回答いたします。

1.「向山炭鉱の歴史」については、次の資料に記載がありました。
 (1)『山代町史』 山代町史編集執筆委員会/編 伊万里市山代公民館 2010
  p.206-208 向山炭坑の沿革あり

 (2)『伊万里市史 続編』 伊万里市史編纂委員会/編 伊万里市 1965
  p.484-502 第四節 鉱業
  p.497-502に大正2,7,8,10,11年の「炭鉱概況」の表あり
  p.499に「炭鉱業の推移及び主要炭鉱(大正11~昭和5年)」の表あり ※表は佐賀県統計書より

 (3)『佐賀県石炭史』 井手 以誠/著 金華堂 1972
  p.154 「山代地区主要炭鉱の系譜」の図あり

 (4)『石炭産業の史的展開』 坪内 安衛/著 文献出版 1999
  p.494-495 伊万里市山代町地区の炭坑口の位置図と表(炭鉱名・開坑年月日・会社名・炭鉱所在地)あり

 (5)『原爆と朝鮮人』 長崎在日朝鮮人の人権を守る会/編 長崎在日朝鮮人の人権を守る会 1994
  p.129-132 向山炭砿 虐待されていた朝鮮人労務者たち
  ※朝鮮人労務者についての証言集の中で、向山炭坑についての沿革について記載あり。

2.「佐賀平野の軟弱地盤対策」については、次の資料に記載がありました。
 (6)『あるある佐賀の底力 下巻・現代編』 押田 努/著 佐賀新聞社 1999
  p.255-257 世界的なインパクトがある技術開発その五-低平地の軟弱地盤を克服する様々な工夫
  p.256 今や佐賀大学は、世界の低平地研究の中心となっているが、その低平地防災研究センターの呼び掛けで、
      「国際低平地研究協会」が平成十年に発足している。~

3.「長崎本線の門型架線柱」については、次の資料に記載がありました。
 (7)『鉄道廃線跡を歩く 9』 宮脇 俊三/編著 JTB 2002
  p.172 この地域の軟弱地盤は特に有名で、~単線区間でも架線柱を門型にしないと傾いてしまうといった
      苦労話がある。~

参考文献

タイトル 注記
山代町史
伊万里市史 続編
佐賀県石炭史
石炭産業の史的展開
原爆と朝鮮人
あるある佐賀の底力 下巻・現代編
鉄道廃線跡を歩く 9

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