事例詳細
調査・質問内容
質問番号 | 0000013245 |
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状態 | 受付済 |
質問日 | 2022/08/27 |
牛あらひ集の題名の由来を知りたい
図書館からの回答
回答状態 | 公開済み |
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公開日 | 2022/11/21 |
関連質問番号 |
次の資料に記載がありました。
(1)『佐賀の文学』 佐賀の文学編集委員会/編 新郷土刊行協会 1987
p.67-68 この地の俳壇は、曙庵梅調(弘化三年没)の登場で再び活気を呈する。梅調は古賀村の庄屋
古賀十左衛門、京都の梅室雪雄に学んだ。 (中略) 書名は、田代の牛原にある手石に酒を注ぐと
いかなる晴天でも雨になるという、この地の伝説に由来するという。
p.376-377 いったん沈滞したこの地方の俳壇を再び盛んにしたのは古賀村庄屋の曙庵梅調
(古賀十左衛門、宝暦十三-弘化三、一七六三-一八四六)である。 (中略)
題名の「牛あらひ」は、古賀村に伝わる牛に似た雨乞い石を「洗う」行事に由来し、
酒をふりかければ霊験あらたかと、序に梅調が記している。
(2)『佐賀県史 中巻』 佐賀県史編さん委員会/編 佐賀県 1968
p.780 『牛あらひ集』は文政二年に刊行されたが、『牛あらひ集』のいわれについては古賀村に
牛石という石があり、雨乞いの祭に酒で石えお洗うと雨が降るという民間行事に由来することが
序文に書かれている。
また、下記資料に『牛あらひ集』の本文が記載されておりましたので参考に御紹介します。
(3)『佐賀県近世史料 第9編第1巻』 佐賀県立図書館/編 佐賀県立図書館 2004
p.2-3 幕末近くになると地域は限られるが、花の本流の進出が目立ってくる。その例として、対馬藩領である
田代の梅調が編んだ『牛あらひ集』を収めた。
p.318-335 牛あらひ集の本文記載あり。
参考文献
タイトル | 注記 |
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佐賀の文学 | |
佐賀県史 中巻 | |
佐賀県近世史料 第9編第1巻 |
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