事例詳細
調査・質問内容
質問番号 | 0000012510 |
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状態 | 受付済 |
質問日 | 2021/01/16 |
『佐嘉城下町竈帳』三好 不二雄/編 三好 嘉子/編 九州大学出版会 1990 に書かれている酒屋(頭人)の意味を教えてください。
本書p.702上段の町人半助の職業として、酒屋(頭人)と書かれています。
本書に書かれている酒屋のほとんどは、単に酒屋と書かれているだけなのですが、わざわざ酒屋の横に頭人と書かれているのは、どういう意味かお教え頂けないでしょうか?
ちなみに、p.432下段の町人敬蔵の職業には酒頭人と書かれおり、同じ意味なのかと思います
また、p.913上段の町人忠右衛門には酒頭司と書かれています。酒頭司については、ネット上に見つけた『城島の酒造り』という論文に、杜氏のことを頭司と表現している古文書が引用されていました。
そうすると、頭人も杜氏の当て字なのかなとも思うのですが、どうなのでしょうか?
よろしくご教示頂きますようお願い致します。
図書館からの回答
回答状態 | 公開済み |
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公開日 | 2021/03/16 |
関連質問番号 |
「頭人」について記載した資料は当館では確認できませんでしたが、『佐嘉城下町竈帳』のp.702-703頭人の左側に「とうじん」とあることから、頭人は「とうじん」と訓じていたことが分かります。
なお、『佐賀の方言 上巻』 志津田 藤四郎/著 佐賀新聞社 1998 p.351-352 によると、「トージンサン」とは佐賀方言で「酒造リニ働ク男、酒造リニ働ク人ヲ指揮スル長」、「元来、「杜氏」というべきところ」 との記載がありました。
参考文献
タイトル | 注記 |
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佐嘉城下町竈帳 | |
佐賀の方言 上巻 |
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