事例詳細

「相当原の戦い」、また「相当原の戦いで、有田軍の戦死者の名前が載っている資料」はありますか。

1.「相当原の戦い」については、次の資料に記載がありました。

(1)『地域別・肥前戦国合戦記　長崎県　下』　轟　龍造／著　未成年社　2000
p.658-659　「相当原の戦い」　　佐世保市柚の木相当　松浦親×有田盛、元亀3(1572)年1月20日
p.658　 「松浦家世伝」によれば、～(中略)親は松浦隆信に支援を求めた。隆信は親を助けるため相神浦軍と春分で合流し、盛の軍と相稲原(相当原)で戦って勝った。
p.659 　「印山記」によれば、戦いは正月20日に行われた。平戸勢は三百余人、有田勢は、討死した者四十人ばかりであるが、松浦家内部の戦いだから、親兄弟が敵味方になって悲惨な戦場となった。

(2)『西有田町史　上巻』　西有田町史編さん委員会／編　西有田町　1986
p.725-732 　「相当原の戦と伝説　お才観音悲話」
p.729　 相当原決戦のもようは、「印山記」によれば、大略次のように書かれている。「山本右京の注進によって、相神浦は直ちに戦闘配備につき平戸勢の援兵も頼み平戸三百騎の応援軍は相神浦二百と合わせて五百。二手に分かれて有田盛軍の来攻を待った。
p.733-738 　「相当原合戦考」

2.「相当原の戦いで、有田軍の戦死者の名前が載っている資料」については、当館の調査した資料(古文書等、古地図・絵図等歴史資料を除く)では、確認できませんでした。