事例詳細

明治に栃木県・青森県・広島県知事を務め男爵となった鍋島幹の系図を探している。
養父鍋島藤兵衛（藤陰）は鍋島家の一門、鍋島直茂の三男・忠茂の三男・茂貞の子孫で、代々佐賀藩士となっているが、家老になるような家ではなく、中堅の藩士であった。
茂貞から幕末の藤兵衛（藤陰）までの系譜が不明で、系図資料を探している。

【事前調査事項】
・『平成新修旧華族家系大成 下巻』
・『佐賀市史』「付録　鍋島諸家系図」

御質問の件については、次の資料に記載がありました。

(1)『肥前陶磁史考』　中島　浩気／著　肥前陶磁史考刊行会　1936
　附録系図「鹿島鍋島系図」
　忠茂－茂貞－正慶－政成－多門・三郎太郎・志津馬
　※国立国会図書館デジタルコレクション（個人送信サービス、図書館送信参加館）
　　『肥前陶磁史考 〔　別冊附録〕』（32コマ）にて公開。なお1985年刊　清潮社版には系図なし。

多門・三郎太郎・志津馬から藤兵衛（藤陰）まで記載のある系図は、当館の調査した資料（古文書等、古地図・絵図等歴史資料を除く）では、確認できませんでした。