調査・質問内容

質問番号 0000013361
状態 受付済
質問日 2023/08/25

佐賀藩の軍艦・藩船の旗印はどんな模様だったのか。

図書館からの回答

回答状態 公開済み
公開日 2023/10/06
関連質問番号

次の資料に記載がありました。

(1)『校注葉隠』 〔山本常朝/口述〕 〔田代陣基/筆録〕 栗原荒野/編著 青潮社 1975
 p.488 聞書第六 「671 池上六太夫即座の創意、朝鮮陣と鍋島家船印角取旗」
     御船印 角取紙の事
     高麗陣の時、諸手の船には印ありて此御方の船計り印これなく候に付て、御船頭池上六太夫即座に
     鼻紙を取集め、隅取紙にて御船印に仕り候なり。
 ※角取紙…角から角へ対角線を引き、一半を黒く塗ったもの。爾来佐賀藩の旗印となり、
  藩海軍の軍艦旗ともなった。
 ※佐賀県立図書館データベース「葉隠-HAGAKURE-」にて公開。
  「葉隠」の各種写本、『校註葉隠』の本文及び英訳、雜誌『葉隱研究』他の目次等のデータベースです。
  『校註葉隠』(本文 校註者:栗原荒野)→「12 聞書 第六 田代陣基編 451~608」より該当のp.488を
  御覧ください。

(2)『大艦・巨砲ヲ造ル 江戸時代の科学技術』 佐賀県立佐賀城本丸歴史館/編 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 2005
 p.90 「159 明治維新当時諸藩艦船図」 明治時代
    大名が幕府に届け出た洋式帆船・蒸気舩に掲げる船印の図の写し。「電流丸」「晨風丸」の図に、
    角取紙の模様の旗印が確認できる。
 p.91 「160 軍艦図」 江戸時代末期
    岡山藩が寄港した佐賀藩の電流丸・観光丸・晨風丸の船印を書き留めた絵。それぞれ佐賀藩船の絵に、
    角取紙の模様の旗印が確認できる。絵の賛(説明書き)にも角取紙の記載あり。

(3)『佐賀県近世史料 第5編第2巻』 佐賀県立図書館/編集 佐賀県立図書館 2015
 白帆注進外国船出入注進 一
 p.639 「晨風丸」 
 p.721 「皐月丸」 
 晨風丸・皐月丸の絵に角取紙の模様の旗印が確認できる。

参考文献

タイトル 注記
校注葉隠
大艦・巨砲ヲ造ル
佐賀県近世史料 第5編第2巻

参考URL

タイトル 注記
佐賀県立図書館データベース「葉隠-HAGAKURE-」 最終アクセス日 2023.9.3

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