調査・質問内容

質問番号 0000013539
状態 受付済
質問日 2025/05/05

吉野ヶ里町にあった妙法寺について、建立の時期・廃寺の経緯や時期・発掘調査報告書の有無を知りたい。


【事前に自分で調査した事項】
吉野ヶ里町の東妙寺および吉野ヶ里歴史公園には問い合わせ済。

図書館からの回答

回答状態 公開済み
公開日 2025/10/01
関連質問番号

御質問の件については、次の資料を御案内します。

(1)『佐賀県文化財調査報告書 第156集 吉野ヶ里遺跡 平成8年度~10年度の発掘調査の概要』 佐賀県教育委員会/編 佐賀県教育委員会 2003
p.14 吉野ヶ里遺跡内には建治4・弘安元年(1278)、元寇の際に勅願祈祷寺として創建されたとされる田手川左岸の東妙寺より20年前の正嘉2(1258)年創建とされる妙法寺(尼寺)跡が存在している。

(2)『佐賀県文化財調査報告書 第173集 吉野ヶ里遺跡』 佐賀県教育委員会/編 佐賀県教育委員会 2007
p.88 妙法寺は正嘉年間(1257~1259) 創建と伝えられる尼寺で、絵図によれば七堂伽藍を備えており、元亀元年(1570)に大友軍の兵火で焼失したとされている。

(3)『佐賀県文化財調査報告書 第132集 吉野ヶ里遺跡 平成2年度~7年度の発掘調査の概要』 佐賀県教育委員会/編 佐賀県教育委員会 1997
pp.68-80 「4.妙法寺跡」
p.81 妙法寺は正嘉年間(1257~1259) 頃に創建された尼寺であると伝えられている。鎌倉期に描かれたと伝えられる国指定重要文化財の「東妙寺幷妙法寺境内絵図」によって七堂伽藍を備えた寺院であったことが理解できる。(中略)妙法寺は元亀元年(1570) に大友氏の兵火にあい焼失し、知足庵という小堂に本尊だけは祀られていたという。

参考文献

タイトル 注記
佐賀県文化財調査報告書 第156集
佐賀県文化財調査報告書 第173集
佐賀県文化財調査報告書 第132集

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