事例詳細

1.歩兵第五十五連隊の名簿、戦後以降に作られた手記及び戦争体験記
2.旧山内町（現武雄市）の郷土資料で、特に戦争に関するもの

【事前に自分で調査した事項】
『歩兵第五十五聯隊史』　帝國聯隊史刊行會／編　帝國聯隊史刊行會　1925

御質問の件について、次のとおり回答いたします。

１．「歩兵第五十五連隊の名簿、戦後以降に作られた手記及び戦争体験記」については、次の資料に記載がありました。
(1)『高木瀬町史』　土井芳彦　佐賀市立高木瀬公民館　1976
p.96　大正期の名簿のみ。手記なし。
pp.113-116　「55聯隊記念塔」除隊後五五会なる団体を組織され、関係者有志によって昭和三十三年建立。
　　　　　　　関係者数人の名前の記載あり。※概略
pp.619-640　「第六節　遺族会」　地域別の戦没者、遺族会員名簿の一覧
　　　　　　陸海別、階級、位階勲等、戦没者氏名、戦没年月日、戦没場所、遺族氏名、続柄が書かれている。

(2)『菊花清冽たり　菊歩兵第五十五聯隊死闘のドキュメント』　菊歩五五戦友会／編　元第十八師団 (菊兵団) 菊歩兵第五十五聯隊戦友会　1996
pp.525-562　「戦没者名簿」（出身地はおもに昭和20年当時の本籍地により区分）
pp.556-557　佐賀県　佐賀県出身者160名の名前あり。詳細地名なし。
　　　　　　満州事変後、昭和12年9月に再動員され、昭和20年8月の終戦までアジア各地を転戦。終戦後1年の収容所生活。※概略
　　　　　　結成・解散・再結成の流れを紹介。歴代総隊長等名前の記載あり。再結成後の記述が主。
　　　　　　五五連隊員の戦場体験及び家族等関係者の体験について記載あり。連隊員の写真多数掲載。
　　　　　　連隊の年表あり。引用文献一覧あり。

(3)『職員録 大正14年1月1日現在』　内閣印刷局　大正14　※当館所蔵なし
国立国会図書館デジタルコレクション【https://dl.ndl.go.jp/pid/12298484/1/78】（ログインなしで閲覧可能）
78コマ（pp.108-109）　「歩兵第五十五聯隊　佐賀県佐賀郡高木瀬村」
　　　　　　　　　　　聯隊長以下21名の名前あり。
※他にも大正３、４、６～11年の職員録あり。全て聯隊の隊員20名程度の名前あり。　　　　　

また、参考として次のWEBサイトを御紹介いたします。
○国立国会図書館リサーチ・ナビ
「近代日本軍事関係名簿類目録-デジタルコレクション収録」
【https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/politics/post_515/digitized】
旧陸海軍軍人名簿の書誌情報の集大成ともいうべき「国立国会図書館所蔵近代日本軍事関係名簿類目録」（『参考書誌研究』(74), 国立国会図書館. 2011.3）に採録された資料を中心に、国立国会図書館デジタルコレクションに収録された軍人及び兵士の名簿をリスト化し、その掲載ページ（コマ）にリンクを張っています。（該当ページ説明文より引用）


２．「旧山内町（現武雄市）の郷土資料で、特に戦争に関するもの」については、次の資料に記載がありました。
(4)『山内町史　下巻』　山内町　山内町史編さん委員会　1977
pp.67-71　日露戦争　山内町からの従軍者についての記述あり。
pp.72-76　日独戦争　同上。両方従軍の氏名あり。従軍者の手紙の一部の紹介あり。
pp.155-172　銃後の生活
pp.160-161　出征と遺骨出迎
pp.178-180　戦死者　旧住吉村、旧中通村の戦没者の一覧あり。
p.182-192　従軍者　旧住吉村、旧中通村の従軍者の一覧あり。
　
(5)『戦争体験記　草木新たに　この豊かさの中で』　緒方 セツ／編　山内町婦人会　1991
　太平洋戦争時の民間人の体験記。


※全URLの最終アクセス日：2025.5.1