調査・質問内容

質問番号 0000013549
状態 受付済
質問日 2025/06/03

1.ホータン白玉(和田白玉)について書かれた資料はありますか。
2.印材について書かれた資料はありますか。

図書館からの回答

回答状態 公開済み
公開日 2025/10/01
関連質問番号

1.「ホータン白玉」については、次の資料に記載がありました。
(1)『中国玉器発展史 上巻』 常 素霞/著 科学出版社東京 2019
玉器の歴史について詳しく書かれており、ホータン玉についても多数記載あり。
p.83 ホータン
p.1、9、11、13、19、47、83、102~105、137、173、204、205、233、249、253 ホータン玉

(2)『中国玉器発展史 下巻』 常 素霞/著 科学出版社東京 2019
p.97、207 ホータン
p.13、44、65、92、99、122、200、203、204、206、239 ホータン玉
p.106 ホータン 青白玉
p.7、14、17、58、65 ホータンの白玉の記載あり。(※索引参照)
p.13に皇后の璽の写真があり、玉材はホータンの白玉と記載あり。
p.158にも玉押印の写真があるが詳しい材質は不記載。前漢の玉璽で最も貴重なものは高祖張陵の陵園から出土した呂后の玉璽で玉材はホータン白玉。

(3)『世界美術大全集 東洋編 第9巻 清』 小学館 1998
p.264、298、300 ホータンの記載あり。
p.232(写真番号228)、p.299(写真番号172)ホータン材の白玉「信天主人」印の図版・写真あり。p414に説明文あり。

また、関連資料として、軟玉(ネフライト)について記載のある資料を御紹介いたします。
(4)『鉱物・宝石の科学事典』 日本鉱物科学会/編集 朝倉書店 2019
p.455 ネフライトの産地として新疆ウイグル自治区、和田(ホータン)付近の河床、と記載あり。

(5)『岩石と宝石の大図鑑』 ロナルド・ルイス・ボネウィッツ/著 誠文堂新光社 2007
pp.280-281「ネフライト」
石印はないが、様々なネフライトの加工品の写真あり。中国やニュージーランドでは非常に早い時期から道具や武器をつくるために利用されていた。産出地に中国新疆自治区と記載あり。

(6)『岩石と鉱物』 ロナルド・ルイス・ボネウィッツ/文 化学同人 2014
p.217 「軟玉(ネフライト)」 軟玉(ネフライト)とは単独の鉱物名ではなく、透閃石(p.219)や緑閃石(p.220)の緻密で硬い集合体を表す名称である。


2.「印材」については、次の資料に記載がありました。
(7)『石印材展』 篆刻美術館/編 篆刻美術館 1999
本冊は「第23回由源展特別陳列清朝名家楹聯展併催・石印材の優品」より抜粋編集されたもの。別冊は当館所蔵なし。

(8)『篆刻上達のコツ 技法から押印、選び方まで』 川内 伯豐/著 メイツユニバーサルコンテンツ 2024
pp.26-29 中国の定番の石印材の種類と特徴、産地について記載あり。

(9)『篆刻鑑賞と分析のコツ 深い理解が制作につながる』 川内 伯豐/著 メイツユニバーサルコンテンツ 2020
pp.18-21 「印材を知る」 印材の種類について記載あり。

参考文献

タイトル 注記
中国玉器発展史 上巻
中国玉器発展史 下巻
世界美術大全集 第9巻
鉱物・宝石の科学事典
岩石と宝石の大図鑑
岩石と鉱物
石印材展
篆刻上達のコツ
篆刻鑑賞と分析のコツ

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